ドラクエ11の売上は推定200億円?【ビジネスモデルを考察してみた】

ドラクエ11

(※この記事は2017年10月5日に更新されました)

2017年7月29日、スクエニから「ドラゴンクエストⅪ 過ぎ去りし時を求めて」が発売された。

現在33歳の僕はバリバリのドラクエ世代だ。初プレイは確か幼稚園の時、父親が買ってきたドラクエ2だったと記憶している。2は難しすぎてクリアできなかったが、3〜6は全クリした。7は長すぎて途中でやめてしまった(笑)。最後にプレイしたのは大学4年の正月に徹夜で全クリしたドラクエ8だった。

今回は、そんな大好きなドラクエのビジネスモデルについて考察してみたい。

注)最新の売上については「追記」で公開している↓↓↓

歴代タイトルの販売本数と売上は?

歴代勇者

現在の鳥山明が描いた歴代勇者 ©️スクウェア・エニックス

まず、歴代タイトルの販売本数売上を調べてみた。

それが以下の表である。

タイトル 販売価格 販売本数 売上
初代ドラクエ 1986 5,500円 149万本 82億円
ドラクエ2
悪霊の神々
1987 5,500円 241万本 133億円
ドラクエ3
そして伝説へ…
1988 5,900円 380万本 224億円
ドラクエ4
導かれし者たち
1990 8,500円 304万本 258億円
ドラクエ5
天空の花嫁
1992 9,600円 280万本 269億円
ドラクエ6
幻の大地
1995 11,400円 320万本 365億円
ドラクエ7
エデンの戦士たち
2000 7,800円 417万本 325億円
ドラクエ8
空と海と大地と
呪われし姫君
2004 9,240円 361万本 334億円
ドラクエ9
星空の守り人
2009 5,980円 432万本 259億円
ドラクエ10
目覚めし5つの種族
2012 3,800円 100万本 200〜230億円?
ドラクエ11
過ぎ去りし時を求めて
2017 PS4:8980円
3DS:5980円
推定200億円?

売上のピークはドラクエ6365億円

そこから徐々に売上を減らし、このペースだとドラクエ11の売上は200億円前後に落ち着きそうだ。スクエニとしては、少なくとも150億円以上の売上を見込んでいるだろう。(注:発売2日後に立てた予測。実際の売上については「追記」で。)

ここで、前作であるドラクエ10についてお話ししたい。

2012年発売のドラクエ10は、初の月額課金制が導入された。最初にパッケージ代3,800円を支払い、その後もプレイを続けるためには毎月1,000円を支払う仕組みだ。

発売から数年経った今でも毎月30万人が継続しているらしい。つまり、売上は月3億円、1年あたりだと36億円になる。

これが5年間続いたので、他の課金アイテムやパッケージ代も含めると、これまでの売上は200〜230億くらいになるのではないかと推測される。

一方、今回のドラクエ11は月額制ではないらしい。

スクエニとしては、ドラクエ10のサービスを維持して利益を得つつ、ドラクエ11のパッケージ代でも利益を回収しようという考えだろう。(※補足参照)

このように、2つの違うタイプの課金ポイントを持つ商品を取り扱うことができれば、会社はとても安定する。1つの事業がコケても、もうひとつの事業で利益を生めるからだ。

起業してすぐにこの状態になることは難しいが、数年かけて目指すべき理想的な状態である。

補足

発売から2ヶ月が経過して、スクエニはドラクエ11をやり終えた人たちをターゲットに、ドラクエ10のCMを打ち始めた!ドラクエ11とドラクエ10の両方で利益をあげようとしているという僕の仮説を裏付けるかたちになった。(記:2017年10月5日)

 

ドラクエのプロダクトライフサイクルからわかること

次に、ドラクエのプロダクトライフサイクルについて考えてみよう。

歴代タイトルの売上と時間軸をグラフ化すると、次のようになった。

ドラクエのプロダクトライフサイクル

プロダクトライフサイクルの理論上は、導入期・成長期・成熟期・衰退期の長さは等しくなるといわれている。

しかし、ドラクエに限っては少し事情が違うようだ。

グラフを見ればわかるように、導入期が極端に短く、成熟期以降が異様に長い。

おそらく、これこそが「国民的ゲーム」と呼ばれるタイトルが持つパワーなのだろう。

普通のビジネスモデルなら2004年で終わるはずのところを、現在まで生きながらえているのは本当にすごいことだ。それだけドラクエを愛する人が多いという証だと思う。

現在は衰退期の後期にあると思われるドラゴンクエスト。スクエニの方針次第だが、売上を減らしながら、4〜5年後にまた新作がみられるかもしれない。

僕自身は育児と仕事があるのでなかなかプレイできないが、今後も1ファンとして温かく見守っていきたい。

 

10/5追記:発売から2ヶ月で売上224億円

ファミ通によると、発売後2日間でドラクエ11は計208万本が販売された。(=売上は153億円)

さらに、その後も売上を伸ばし続け、発売から2ヶ月たった現在では計300万本以上が販売された。現時点の総売上は224億円である!(仮説が正しかったので少しホッとした。笑)

ちなみに、各週ごとの販売本数は以下のようになっている。
(データはメディアクリエイトによる)

PS4版(8,980円) 3DS版(3,980円)
1週目 95.0万本 114.9万本
2週目 20.1万本 30.8万本
3週目 9.1万本 11.7万本
4週目 5.0万本 6.8万本
5週目 2.3万本 3.0万本
6週目 1.4万本 2.3万本
7週目 0.9万本 1.6万本
8週目 0.6万本 1.1万本
小計 134.3万本 172.0万本
総計 306.4万本(=224.1億円)

時間がたつにつれて売上が鈍るのは仕方ないところだろう。

今回発売されたドラクエ11のすごいところは、ゲーム機本体もいっしょに購入させるという、いわゆる「クロスセル」に成功していることだ。

↓↓↓amazonで購入しようとすると、かならず本体をあわせ買いさせようとしてくる。

ゲーム機本体の金額も合わせると、売上は300億円近くいくかもしれない。

僕自身は育児と仕事で忙しく、まだドラクエ11をプレイできていない。

だが、いずれ時間を作って、かならずプレイしようと思っている。


ずーみー
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1 個のコメント

  • 自分も思い切りドラクエ世代です。
    10だけは、あの課金システムが気に入らなくてやっていませんが、あとは全てやっています。
    ビジネスモデルとして考えたことはなかったので、新鮮な目線で読ませていただきました。
    最初のドラクエが中学生でした。
    そこから考えてみると、30年たっているんですね。
    それでも、やはり魅力はあります。
    もはや、自分の子供がプレーするように(笑)

    11は、自分自身はやる暇もないと思いますが、時間があるならやってはみたいと思っています。

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    映像制作ZOOMY VIDEO代表。テレビ制作会社をクビになったのをきっかけに、2年前にデジカメ1台で起業。当ブログでは、自分が起業で苦労・失敗した経験をもとに、知識0のサラリーマンが1年以内に月収50万以上稼ぐ起業家になる方法を発信中。