陸上100M・桐生祥秀が破った「10秒の壁」と、日本陸上界の「20年の遠回り」が教えてくれること

桐生祥秀

(※この記事は2017年10月26日に更新されました)

日本陸上界の「20年の遠回り」とは?

2017年9月9日、陸上男子の桐生祥秀選手が日本学生対校選手権の100m決勝で9秒98の日本記録を樹立した。日本人で「10秒の壁」を破ったのは彼が初めてだ。

桐生選手の走りを見て興奮した日本人は多いだろう。僕もその一人だった。

僕はテレビマン時代、オリンピック生中継のハイライト編集をやっていたことがある。生中継の映像を渋谷のNHKスタジオで編集し、試合が終わったと同時に放送するのが仕事だ。

体操や柔道などのお家芸を担当したときは、メダル獲得や入賞が当たり前だった。だから、放送ギリギリまで編集しなければならず、とても大変だったが、その分やりがいがあった。

一方、陸上の場合は予選敗退がほとんどだったので、編集作業は楽だったが、日本人として悔しさや物足りなさを感じていた。だから、今回の快挙は素直に嬉しかった。

そんな桐生選手の偉業について、一夜明けた東京新聞の朝刊に、次のような興味深い記事が載っていた。

苦闘の歴史「壁」を突破

長く日本人の前に立ちはだかってきた「10秒の壁」を、桐生がついに乗り越えた。偉業を達成したスプリンターは「やっと…」と感慨深げに話し出した。それは、日本の陸上界全体の感慨でもあった。
1970年、日本陸上競技連盟が招いたポルトガル人指導者は、太ももをあげるトレーニングを全国で指導した。それが「ももを高く上げるのが速く走るフォーム」と誤解され、「ももを上げろ」が合言葉になった。
だが日本陸連が91年に東京で開催された世界選手権でカール・ルイスらの走りを分析した結果、その指導法が間違いだと気づいた。20年以上、遠回りしていた。

・・・どうだろうか?

間違った情報のせいで、日本の陸上界は、なんと「20年」も遠回りしたというのである。

これを読んで僕が思い出したのは、40代会社員で副業アフィリエイターのKさんのことだ。

Kさんは10年前に脱サラを目指してアフィリエイトを始めたが、最初に教えてもらったコンサルタントが微妙だったらしい。そのコンサルタントが持っていたのは、短期的にしか稼げないノウハウだった。いわゆる「ランキングサイト」を量産する手法だったそうだ。Kさんはその手法に依存したために、いつまでも稼ぐことができず、10年間も迷走することになってしまった。

もし、彼が10年前に次世代起業家育成セミナーのような優良教材や僕のブログに出会っていれば、状況は全然違っただろう。とっくの昔に脱サラできていたに違いない。

だが、最初に出会う「情報」が正しいか間違っているかを判断することは難しい。

もしも、運悪く「間違った情報」を信じてしまうと、10年や20年もの貴重な時間を無駄にしてしまう可能性がある。

「情報」にはそういう危険性があることを、この記事は教えてくれた。

アフィリエイトで10年間迷走して稼げなかったサラリーマンの話

2017.08.28

 

人間は「できるという事実」を知ればできる

さらに、記事では伊東浩司さん(98年に日本人初の10秒00をマーク。現・日本陸連強化委員長)のこんな談話を伝えている。

一人が壁を破れば、間違いなく続く。記録とはそういうもの。世界ファイナルへここからが始まり。

僕はこの話を聞いて、武道家の内田樹さんや甲野善紀さんのことを思い出した。彼らによると、武道でのブレイクスルーも同じような道を辿るらしい。

「こういう動きをできた先人がいる」という情報があるだけで、人間は自分の限界を容易に越えられるようになるそうなのだ。

空中浮遊で有名なヨガ行者の成瀬雅春さんは、ヨガの伝書に「昔、空中浮遊をできた人がいる」と書いてあるのを読み、「だったら自分もできるんじゃないか?」と思って練習したらできるようになったそうである。

空中浮遊

成瀬さんの有名な空中浮遊写真。カメラマン目線で見ても合成ではないと思う。スゴイよね。

似たような話は枚挙にいとまがない。

第二次大戦時、ドイツと原爆の開発競争をしていたアメリカは、ドイツに「ある情報」だけはひた隠しにした。その情報とは、「原爆の作り方」ではない。

アメリカがドイツに絶対に漏らさなかった情報とは、「原爆は現実的に製造可能であるという事実」だった。

当時、理論上は製造可能であるとされていた原爆だったが、実際に作るとどうなるのか不確定要素も多く、製造に反対する科学者も多かった。「原爆を作ると地球が崩壊する」とまで考える科学者もいたらしい。だから、どの国もなかなか原爆を実用化できなかったのだ。

その壁をいち早く乗り越えたアメリカは、「原爆の作り方」は漏れてもいいが、「原爆は現実的に作れる」という情報だけは絶対に秘密にした。人間心理に精通した知恵者がアメリカにいたという証だろう。

そして、この話はビジネスにも通じる。

「誰でも1億円事業を作ることは可能だ」と聞いた時、あなたはどう思うだろうか?
おそらく、「嘘だ」と思う人の方が多いに違いない。

でも、あなたがそう思ってしまう理由が、「1億円事業を作ることは現実的に可能であるという事実」を知らないからだったとしたら?

ものすごい機会損失をしていると思わないだろうか?

たとえば、このブログでは、「次世代起業家育成セミナー」という無料教材をご紹介している。とても良い教材なので、自分でビジネスを立ち上げたり脱サラしたい人は絶対に手にとってほしいと思っている。

実際にこの教材を手にした人からは、「すごく勉強になります」「衝撃を受けました!」という感想をいただいているのだが、一方で悲しいことに、「なんとなく胡散臭い」「なんとなく怪しい」と敬遠する人も一部いるようだ。

その理由は、たぶん、LPに「1億円事業」という文字が踊っているからだと思う。

真っ当な教育を受けてきた日本人は、お金儲けにマインドブロックがあることが多い。そのため、そういう人は「1億円事業」という文字を見ただけで、拒否反応を示してしまう傾向がある。

でも、それってものすごい機会損失だ。正直、もったいないなあ、残念だなあと僕は思う。

あなたがたくさんお金を稼ぎたいなら、「それが現実的に可能であるという事実」を知ることが先決だ。その事実を知らないと、人間はブレイクスルーを起こすことができない。

「ブログで月収20万円くらい細々と稼げればいいかな」と考える人にはそんな未来しか訪れないし、「ブログで月収100万は現実的に可能。だから俺もできる!」と考える人には、いつか必ずそんな未来が訪れる。人間とはそういう生き物だ。

桐生選手の話からはだいぶそれてしまったが(笑)、色々と考えさせてくれる嬉しいニュースだった。


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2 件のコメント

  • 確か、Jリーグを作った川渕さんの言葉だったと思いますが(大学での講演だったと記憶しています)、人間には、「自ら天井=限界を決めてしまって、それ以上のことは思考が及ばない、つまり、思考停止になる。それを打ち破ったのがJリーグであり、鹿島アントラーズである」みたいな話だったように記憶しています。(もう、20年以上も前のことなので、うろ覚えですが・・・)
    今回の話が、その内容とかぶっているように感じました。
    自分は、ご案内いただいたおかげで、セミナーの0と1については視聴する機会を頂き、視野が広がり、限界ではないことも理解でき、起業、というものが、五里夢中の白昼夢みたいな存在から、ひとつの目標にまでなりました。

    ただ、一般的な「常識」からすると、確かに発想として「ぶっ飛んでいる」ように感じる人も出てきますものね。

    正直、早く何とかしたいと思って焦ってはいますが、リスク0で立ち上げるため、アドバイスに従い、まずはインプットに集中します。

    • コメントありがとうございます!
      川淵キャプテンはそんなことをおっしゃっていたんですね。
      何かの道を極めた人は、やっぱり発言内容が似てくるんですかね。

      どんな分野でも、目標を達成するには次の3段階があります。

      ①それが現実的に可能だということを知る
      ②方法論を知る
      ③実行する

      かっしーさんは今①と②の中間くらいですかね。

      で、面白いのは、①→②→③と進んで行くときに、
      普通は各段階で人数が10分の1くらいに減ってしまうことです。

      例えば、最初に1000人いたとしたら、

      ①それが現実的に可能だということを知る(100人)
      ②方法論を知る(10人)
      ③実行する(1人)

      こんな感じだから、世の中に成功者って少ないんですよ。
      かっしーさんはぜひ諦めずに③まで食らいついてきてくださいね!
      応援しています!

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