
こんにちは!
ブログ起業コンサルタントのずーみー(⇒プロフィール)です^^
僕には2人の「師」がいます。
ひとり目は、思想家の内田樹さん。
ふたり目は、経営コンサルタントの加藤将太さん。
僕にとって、内田樹さんは「人生の師」で、加藤将太さんは「ビジネスの師」です。
僕は、この2人に出会ったことがきっかけで、どん底だった人生を好転させることができました。
今回は、僕が人生の師から何を学び、どうやって人生を好転させたかをお話しします。
今、人生がうまくいっていない人は、きっと何かしら参考になるはずです。
目次
JR中野駅のホームで「人生の師」と出会った
僕が人生の師と出会ったのは、今から十数年前、20代前半のころです。
当時、僕はテレビ業界で働き始めたばかりの、ヒヨッコ編集マンでした。
ある日、早朝からの仕事を終えクタクタだった僕は、JR中野駅のホームに設置してあった本の自販機の一冊に、目が釘付けになりました。
『下流志向』という本です。
この本は、思想家・内田樹さんの大ベストセラーです。
当時の僕は、本なんて全然読まなかったのに、なぜか『下流志向』を衝動買いしました。
おそらく、『下流志向』というタイトルに、ビビッときたんだと思います。
「自分は下流を目指しているんじゃないか?」
「自分は一生貧乏かもしれない」
「このままじゃやばい」
そういう無意識の危機感が、たぶん当時の僕の中にあったのです。
そのころの僕の夢は「映画監督」でした。
僕は芸術家という生き方に憧れていました。
だから、僕はそれなりの大学を出たのに、いっさい就活をしませんでした。
そして、いつか映画監督になるためにテレビ業界に入り、非正規で不安定な仕事を始めたのです。
今考えると、かなり無謀な人生設計だったと思います。
映画監督として飯が食える人なんて、万に一人もいないのに。
でも、僕は真剣でした。
駆け出しのころは、ほとんど仕事がありませんでした。
お金がなかったので、アパートの電気やガスがよく止まりました。
家賃を滞納しすぎて、実家の両親に連絡が行き、こっぴどく叱られたこともあります。
そんな生活だったので、『下流志向』というタイトルは、20代前半の僕にとって、非常にタイムリーだったのです。
『下流志向』を衝動買いした僕は、アパートに帰ると、徹夜で一気読みしました。
翌日も早朝から仕事だったのに、内容があまりにも面白かったのです。
そこに書かれていたのは、「学びから逃走する子供たち」と「労働から逃走する若者たち」の話でした。
ざっくりまとめると、以下のような感じです。
- 日本が豊かになったので、子供たちは学ばなくなり、若者たちは働かなくなった。
- 子供たちは無意識のうちに、お互いの学力を下げる努力をしている。
- 学ばない限り上流階層には行けない。
- 下流階層の人たちは学ばないので、一生下流階層に釘付けされる。
- このままだと格差がめっちゃ広がる。日本ヤバい。
当時の僕には半分くらいしか理解できませんでしたが、「この本書いた人すげー!」と思ったのを覚えています。
なぜなら、僕が無意識で感じていたことを、えぐり出された気がしたからです。
それからというもの、僕はタツラー(=内田樹ファンのこと)として、内田樹さんの本を読みあさりました。
新刊が出ると、頑張ってかならず買いました。
貧乏だったので、過去の著作は図書館で借り、心に響いた本は購入しました。
そうやって10年以上過ごしてきたため、現在の僕の物の見方や考え方は、かなり内田色に染まっています。
僕が内田樹から学んだ2つのこと

僕が内田樹さんから学んだことは、本当にたくさんあります。
ここでは、特に大切だと思うことをふたつだけご紹介します。
①:常識を信じるな
僕たちは「常識」にしばられて生きています。
けれども、常識に居着いている限り、幸せになることはできません。
内田樹さんは、思想家であると同時に、合気道七段の武道家でもありますが、武道で「居着き」は「死」を意味するそうです。
つまり、常識に居着いていると、敵にすぐ斬られてしまうということです。
- いい大学を出なければ幸せになれない。
- いい会社に就職しなければ幸せになれない。
- 運命の女性と出会わなければ幸せになれない。
- マイホームを買わなければ幸せになれない。
そういうのは全部「居着き」です。
そういった常識が日本人を不幸にしているのだと、僕は内田樹さんから学びました。
②:学べ
ほとんどの日本人は、大学を卒業した時点で学びを止めてしまいます。
社会人になってから、本を年に1冊も読まない人なんて、本当にたくさんいます。
かつては僕もそんな人間でした。
でも、それではイカンのです。
僕は内田樹さんに出会ってから、学ぶことの重要性に気づきました。
そして、誰よりもたくさん勉強した結果、テレビ業界の同世代の中では、かなり早く出世することができたのです。
僕がどん底だった人生を好転させたきっかけとは?
さて、内田樹さんに出会ってから人生がうまく回り出したように見えた僕でしたが、一度、どん底まで叩き落とされたことがあります。
2015年、長男が生まれて3ヶ月目のある日、僕は突然、会社をクビになってしまいました。
小さな子供を養っていかないといけないのに、再就職先はなかなか見つかりませんでした。
普通の人だったら、この時点で「人生詰んだ・・・」と途方にくれるかもしれません。
けれど、僕はへこたれませんでした。
なぜなら、僕には人生の師の教えがあったからです。

常識を信じるな。
会社をクビになったのは、逆にチャンスかもしれない。
これを機に起業してみよう!
そう考えた僕は、たった一人で起業することを決意しました。
それまで商売の経験がまったくなかったにも関わらず、です。
起業当初の数ヶ月間は、ほとんど稼ぐことができませんでした。
銀行の預金残高は、みるみるうちに減っていきました。
「生活保護を受けようか」と妻が泣きついて来た日もありました。
でも、そんな状況でも、僕は決してへこたれませんでした。
僕は、人生の師が教えてくれた、もう1つの言葉を思い出しました。

うまくいかないということは、何かを【学べ】ということだ。
よし、ビジネスを真剣に学んでみよう!
そう考えた僕は、起業で成功した人たちに教えを乞うことにしました。
そんな時に出会ったのが、経営コンサルタントの加藤将太さんです。
僕は、加藤将太さんからビジネスを真剣に学んだのがきっかけで、数ヶ月後に映像制作事業を軌道に乗せることができました。
そして現在は、自分のオンラインサロンで、80人の生徒にビジネスを教える立場になりました。
このように、人生の師の教えがなければ、僕はビジネスの師である加藤将太さんに出会うこともなかったし、起業で成功することもなかったでしょう。
なお、ビジネスの師である加藤将太さんについては、次の記事で詳しくお話ししています。
最後に:なぜ僕はこのブログを始めたのか?
最後に、なぜ僕がこのブログを始めたのかをお話しします。
僕がどん底だった人生を好転できたのは、内田樹さんの「常識を信じるな」「学べ」という2つの教えがあったおかげです。
けれども、これらの教えは、日本ではかなり少数派の考え方です。
僕は、そのことが残念でたまりません。
僕がこのブログを始めたのは、起業で困っている人を助けたいというのも大きな理由ですが、それと同時に、内田樹さんの教えを少しでも世に広めたいという、裏の目的も存在します。
常識を信じるな。
そして、学べ。
あなたもぜひ、当ブログを通じて、これら2つの教えを胸に刻んでいただけると嬉しいです。
ずーみーさん、こんにちは!
「内田樹さんの教えを少しでも世に広めたいという、裏の目的」に
僕も賛同します。
もしかすると、これが僕のミッションかもしれませんね。
ありがとうございます。