「しくじり先生」に学ぶエッセンシャル思考とは?

エッセンシャル思考
ずーみー
こんにちは、ずーみーです。今回のテーマは【エッセンシャル思考】です。これをマスターすれば、起業だろうが、会社の昇進だろうが、資格試験の合格だろうが、なんでも結果を出すことができます。あなたの目標達成率を数十倍に高める極意を授けましょう!

多くの日本人にはエッセンシャル思考が足りない

今回ご紹介するのは、非常に強力な考え方だ。2年前、僕が起業で行き詰っていた時に窮地を脱することができたのは、この考え方を行動の基本にしたからである。

その考え方とは、「その問題は解決せんでええ」だ。一般的には「エッセンシャル思考」と呼ばれている。多くの日本人には、このエッセンシャル思考が足りない。特に、優秀な人ほどエッセンシャル思考とは真逆の行動をとる傾向があるから要注意だ。あなたが思い通りの結果を得るために、ぜひこの記事を熟読して欲しい。

 

「その問題は解決せんでええ」とは?

「その問題は解決せんでええ」とは、エッセンシャル思考の日本版である。提唱者は起業家の加藤将太さん。彼が兵庫県西宮市出身なので、関西弁が使われている。

「その問題は解決せんでええ」の基本は、あなたが何か行動するときに、あるたったひとつの質問をおこなうことだ。その質問とはこうである。

そのことはあなたが〇〇することとどういう関係がありますか?

〇〇にはあなたが達成したい目標が入る。

たったこれだけで、あなたの目標達成率が何十倍にもアップするのだ。

たとえば、あなたが起業で成功したいなら、常に自分に対して「そのことは起業成功とどういう関係がありますか?」と問いながら生活することになる。すると、電車でフェイスブックをぼんやり眺めている時間や、飲み会で同僚と愚痴を言い合う時間は、起業成功とはまったく関係ないことに気づく。その結果、あなたはそれらの無駄な時間を、起業成功につながる行動へと修正することができるのだ。

さらに、加藤さんは、「その問題は解決せんでええ」で一番重要な点について、こう述べた。

やるべきことしかやらない。それ以外は全部無視!

この「それ以外全部無視」を徹底すれば、あなたは脳のポテンシャルを解放することができる。

 

脳は超低速コンピューター

古いパソコン

あなたは、旧式のパソコンを使っているときに、処理速度が遅くてイライラした経験はないだろうか?先日、僕は旧式パソコンから32GB分の動画データをコピーしようとして、「コピー完了まで24時間」と表示され絶望した。

実は、人間の脳は処理速度の遅いパソコンに似ている。

人間の脳は、1秒間に1000回しか計算できない「超低速コンピューター」なのだ。一方、iPhone6は1秒間に14億回の計算を行なう。スーパーコンピューターの「京」は1秒間に1京回の計算を行なうことができる。(もはや意味不明だ)

超低速コンピューターの最大の弱点は、「いくつもの問題を同時処理することができない」ということだ。ちょっとでも難しい問題を並列処理しようとすると、すぐにフリーズを起こしてしまうのだ。

人間の脳もこれと同じである。つまり、努力しているのになかなか結果を出せない人は、いくつもの問題を同時処理しているために、脳がフリーズを起こしてしまっているのだ。

特に、日本の企業では、優秀なサラリーマンほどいくつものタスクを抱えてしまう傾向がある。「全部ひとりでできるのが偉い」という風潮もそれを後押ししている。会議の資料作りや、飲み会のアポ取り、社内の根回し、外部への営業などをすべて同時並行でこなすスーパー社員は、たしかにかっこいい。ところが、脳はタスクの同時処理が苦手なため、スーパー社員ほどなぜか結果を残せないという悪循環を引き起こす。これが「優秀な人のジレンマ」だ。

このジレンマを解決するのが、「その問題は解決せんでええ」である。もともと優秀な人が、「やるべきことしかやらない。それ以外は全部無視!」と決めたなら、どれだけ多くの結果を残すことができるだろう?企業にもたらす恩恵は計り知れないだろうと、僕は思う。

 

実例1:ベトナム戦争と湾岸戦争

アメリカ兵

戦略論の記事で、ベトナム戦争湾岸戦争の比較をしたことがある。どちらもアメリカが多国籍軍を指揮した戦争で、規模感もよく似ていたが、結果は大きく違った。

項目 ベトナム戦争 湾岸戦争
戦略の有無 なし あり
戦った期間 20年 43日
アメリカ側の戦死者 285,000人 240〜392人

 

戦争終結までにかかった期間は、ベトナム戦争が20年なのに対し、湾岸戦争は43日。戦死者は、ベトナム戦争が約30万人なのに対し、湾岸戦争はたった数百人

この違いを生み出したのものは、戦略の有無だけでなく、「その問題は解決せんでええ」も大きく関係しているのだ。

湾岸戦争を指揮したのは、ノーマン・シュワルツコフ将軍だ。
ある日、シュワルツコフ将軍に部下が報告した。
「大変です!多国籍軍キャンプで、兵士たちの間に文化の衝突が起こっています。このままでは、士気がさがってしまいます!」
部下に対して、シュワルツコフ将軍はこう答えた。
その問題は解決せんでええ。ただちに任務に戻り、イラク軍をクウェートから撤退させるという目的に全力を尽くせ」

一方、ベトナム戦争のときはどうだったか?
ある日、部下が将軍に報告した。
「大変です!ジャングルのあちこちでゲリラ兵が戦闘をしかけてきています!」
部下に対して、ベトナム戦争の将軍はこう答えた。
「それはいかん。もっとも効率のいい方法で、すべてのゲリラ兵を殲滅せよ!」

あなたは、二人の指揮官の違いがおわかりだろうか?

湾岸戦争のシュワルツコフ将軍は、「イラク軍のクウェートからの撤退」という目的だけに集中し、それ以外のことを全部無視した。一方、ベトナム戦争の将軍は、「ゲリラ兵」という目の前のタスク処理に追われてしまい、本来の目的である「戦争の解決」を忘れてしまった。

ベトナム戦争の将軍には、ピーター・ドラッカーの次の言葉を贈りたい。

もともとすべきでなかったことを能率・効率よく行なうことほど無駄なことはない。
ピーター・ドラッカー

 

実例2:スキー・ノルディック複合の萩原兄弟(しくじり先生)

荻原兄弟

左:次晴(弟)、右:健司(兄)

もうひとつ、興味深い実例をお話ししたい。スキー・ノルディック複合の萩原健司・次晴兄弟についてである。一卵性双生児である荻原兄弟は、同じ遺伝子を持って生まれたため、理論上は競技で同じ結果を残せたはずだ。ところが、双子の戦績は大きく違った。

項目 兄・萩原健司 弟・萩原次晴
ワールドカップ総合優勝 3回 0回
ワールドカップ通算成績 19勝
(2位:13回、3位:6回)
0勝
(2位:2回)
オリンピック獲得メダル 金9、銀1、銅1 金1

 

同じ遺伝子なのに、なぜここまで大きく結果が違ったのか?
その理由について、2017年6月11日放送の「しくじり先生」で号泣した弟・次晴はこう語った。

「健司は真面目でコツコツやるタイプ。自分は天才肌で飽きっぽい」
「大学時代はスキーよりもDJ活動に夢中だった」
「オリンピックのときは、スキーの順位よりも、双子の弟としてテレビで目立つことに必死だった」

もうおわかりだろう。これも「その問題は解決せんでええ」である。

弟・次晴は、解決しても意味がない問題にばかり取り組んでいたのだ。一方、兄・健司は、スキーの上達以外のことを全部無視した。その結果、同じ遺伝子を持つ双子なのに、戦績に大きな差が生まれたのである。

 

まとめ

以上が、「その問題は解決せんでええ(=エッセンシャル思考)」の全貌である。これを使えば、あなたがどんな目標を持っていたとしても、必ず達成することができるだろう。

最後に、自分の体験をお話ししたい。

2年前、会社をクビになって起業した時、僕はやる必要のないことばかりしていた。たとえば、成果の上がらない広告やブログ、SNSなどの集客ノウハウに忙殺されていたのだ。そんなある日、僕は加藤さんの「その問題は解決せんでええ」に出会った。僕は自分に質問してみた。

「そのことは、起業成功とどういう関係がありますか?」

その結果わかったことは、起業成功に一番関係あることは「経営の勉強」だということだ。そのため、僕は勉強以外の活動をすべていったんストップすることにした。起きている間はずっと経営の勉強に費やした。起業家のセミナー動画を見たり、本を読んだり、セールスレターを写経したり。寝るときも、耳にイヤホンを突っ込んでセミナーを睡眠学習した。その結果、僕は事業を軌道に乗せることができたのだ。

『7つの習慣』のスティーブン・コヴィーはこう言った。

一番大切なことは、一番大切なことを、一番大切にすることである。
スティーブン・コヴィー

あなたにとって、「一番大切なこと」は何だろうか?

それ以外のことを全部無視すれば、必ず望みは叶う。

 

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