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テレビ局のADは超激務!残業に関するブラックすぎる体験談

テレビ局のADは超激務!残業に関するブラックすぎる体験談

僕は起業する以前、都内の大手テレビ局でAD(アシスタントディレクター)として働いていたことがあります。

テレビ業界は、表向きは華やかで魅力的に見えますが、裏側の労働実態はかなり過酷です。

当時、激務すぎてほとんど家に帰れなかった僕は、そんな生活が嫌で嫌で起業しました。

今回は、そんな僕がテレビ局AD時代に経験した【残業に関するブラックすぎる体験談】をお話しします。

これからテレビ業界で働く予定の人は、ぜひ参考にしてくださいね。

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僕は、起業する前のずいぶん長い間、テレビドラマのADとして働いていました。

有名な俳優さんや女優さんと仕事したかった僕にとって、毎日が本当に夢のようでした。

しかし一方で、「つらいな〜」と感じることも多い毎日でした。

一番つらかったのは、ADの仕事が忙しすぎたことです。

ADとは「アシスタントディレクター」の略です。

助監督ともいいますが、要は「何でも屋」です。

たとえば、以下が、ドラマADの仕事の、ほんの一部です。

  • ドラマに出てくる新聞・雑誌・携帯画面・PC画面などの原稿作り
  • エキストラの手配と現場での仕切り
  • 俳優の衣装香盤の作成
  • 撮影スケジュールの作成と、俳優部への連絡
  • その他、各部署への諸連絡や、細かい雑用のすべて

このように、ドラマを盛り上げるために必要なことを全てやるのが、ADの仕事です。

だから、やり始めると際限がありません。

そのため、ADの仕事は、際限なく忙しくなってしまうのです。

また、日本のドラマのロケは、朝が早く、夜が遅いのが特徴です。

毎朝6時ごろに、新宿か渋谷の集合場所を出発し、終電のころに新宿・渋谷に帰ってきます。

1日のうちにロケ地を何箇所も回り、めまぐるしく撮影します。

そのため、帰ってくるころにはクタクタの疲労困憊で、その日の朝が何日も前の出来事だったような錯覚に陥るほどです。

さらにADは、ロケが終わった後に、翌日のロケの準備をしなければなりません。

つまり、ADはほとんど家に帰れません。

もちろん、睡眠時間もほとんど取れません。

僕はよく、深夜のスタッフルームの椅子で、半分仕事をしながら半分寝ていました。

連ドラが1本始まると、3ヶ月〜半年間は、そんなハードな生活が待っています。

 

某テレビ局で残業時間を過少申告させられたブラック体験談

某テレビ局で残業時間を過少申告させられたブラック体験談

そんなAD時代のある日のこと。

僕は、新しく始まる連ドラに合流するため、某テレビ局へと出かけました。

到着すると、法律関係の職員から手渡された書類に、僕はサインを求められました。

「今年から労務管理が厳しくなったので、この書類にサインしないと契約できない。」

そう言われた僕は、よくわからないまま書類にサインをしました。

それからは、いつも通りの激務が始まりました。

けれども、ひとつだけ変わったことがありました。

それは、「残業時間の申告書」を毎月提出しないといけなくなったことです。

僕は固定給の契約スタッフだったので、それを提出したからといって、残業代がもらえるわけではありません。

では、一体なんのために書類を提出したかいうと、「この人は過度な残業はしていませんよ」という、テレビ局のアリバイ作りのためだったのです。

当時はちょうど、テレビ局に対するお役所の監視が、厳しくなってきた時代でした。

だから、実際は200時間残業をしても、書類上は80時間で提出しなければならなかったのです。

これがいわゆる、「残業時間の過少申告」です。

僕は、残業時間を過少申告する書類を作るのが、苦痛で苦痛で仕方ありませんでした。

本当は、毎朝5時から夜2時まで働いているのに、嘘の書類では、毎朝9時から夕方6時まで働いたと書かなくてはいけません。

撮影で忙しい中、嘘の書類を作成することの虚しさといったら(涙)

ある時僕は、打ち込む数字を間違えて、残業時間をオーバーして書いたことがあります。

すると、すぐさまテレビ局の社員様に呼びつけられ、こう叱られました。

「こんな書類を提出したら、みんなに迷惑がかかるだろ!」

いやいや、本当に迷惑してるのはこっちなんですけど・・・

それに、そういう社員に限って、契約スタッフが深夜遅くまで働いているのを尻目に、さっさと帰ったりするんですよね。

以上は、2015年以前の話なので、今は多少ましになっているかもしれません。

けれども、これからテレビ業界で働く予定の人は、こういうこともあると、覚悟しておいた方が良いと思います。

 

「残業するのは本人が悪い」は本当?

それからもうひとつ、僕はAD時代の話で、腹が立っていることがあります。

それは、「残業するのは本人が悪い」という局内の空気です。

仕事が遅いとか、要領が悪いとか、優先順位が間違っているとか。

さきほどのテレビ局の社員は、そういう言い方で、深夜まで残業する契約スタッフたちを、いつもバカにしていました。

でも、起業した今の僕なら、それは違うと断言できます。

どんな業界でも、従業員が深夜まで残業するのは、従業員本人が悪いのではありません。

そもそも経営者の作ったビジネスモデルが、根本的に間違っているのです。

もしあなたが、残業が多すぎて自分を責めているなら、それは違います。

本当に責められるべきなのは、経営者です。

経営者がビジネスモデルを改めない限り、あなたの残業はちっとも解決することはありません。

でも世の中は、「残業を減らすために社員をいかにこき使うか?」という話ばかりになっていて、なんだかなあと思います

長時間労働=美徳はおかしい!なぜ日本人は労働を美化するのか?

 

まとめ

以上が、僕のテレビ局AD時代の、残業に関するブラックすぎる体験談でした。

ちなみに、僕はその後、制作会社をクビになったのがきっかけで起業しました。

起業してからは、テレビマン時代の反省をふまえて、労働しなくてもお金が入ってくるビジネスモデルを作りました。

そのため、過度な残業をすることは、一切ありません。

僕の経験上、「これからテレビ局で働きたい!」という人や、現在テレビ局で働いている人は、優秀な人が多いと思います。

そういう人は、テレビ局のような過酷な労働環境で死ぬほどこき使われるよりも、起業して悠々自適な生活を目指す方が、合っているかもしれません。

次の記事では、僕がテレビマンをやめて、どのように起業したかを語っています。

もしよかったら、あなたもぜひ参考にしてくださいね^^

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2件のコメント

ドラマ制作の現場、こんなにも過酷だったんですね。絶句しました…。
書類をそろえたらそれでヨシというのも、似たようなことがあちこちで行われていますね。

ずーみーさんの言葉
「どんな業界でも、従業員が深夜まで残業するのは、従業員本人が悪いのではありません。そもそも経営者の作ったビジネスモデルが、根本的に間違っているのです。」を読んで考えさせられました。何事も最初の設計が肝心ということ、色んなことに当てはめることができます。

「香盤」という言葉、テレビ業界で使われているのですね。検索して香盤シートを見てみて、ナルホドでした。モレなくダブリなくというの、AIなら得意そう!と思いました。AIを教育(開発)する時に、色んな視点の人が関わらないと偏った視野を持つと危惧している人がみえました。不備があっても改善していけるレベルの問題もあるのでしょうが、「何事も最初の設計が肝心」なこともありますし、良い方向に進んでいくといいなぁと思いました。

ずーみーさんのテレビマン時代は泣くに泣けない程の過酷さだったのですね。

悔しくて、辛かっただろう時代を乗り越えられて良かったです。

表舞台を見るに『ブラック』のイメージから縁遠いように思えるテレビ局は実は際限ない裏舞台があったのですね。

私がパワハラを受けたレベルではないことが良くわかりました。

現在のずーみーさんのような毎日を迎えられるように少しでも近づけるように時間の使い方を変えて行きます。

お昼休みに聞く音声勉強をブログを見る時間へシフトすることに気付きませんでした。

私もブログの勉強に専念して前を向き、頑張って行きます。

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