起業家の未来を決定づける6つの性格とは?【経営者6タイプ】

経営者6タイプ

(※この記事は2017年10月17日に更新されました)

「日本の家電産業はどうしてダメになってしまったんだろう?」
「自分が勤める会社は十年後にどうなっているんだろう?」

あなたはそんな風に考えたことはないだろうか?

今回お話しする「経営者6タイプ」という理論をマスターすれば、あなたは経済ニュースに強くなれるだけでなく、自分が勤める会社や世の起業家たちの未来を正確に予想できるようになるだろう。さらに、単純にビジネスの知識がつくので、周りから一目おかれる存在になると思う。

では、経営者6タイプとは何か?

たとえるなら「動物占い」のようなものを想像してほしい。
ペガサスとかゾウとかライオンとか、ああいうやつである。

動物占いのように現在の企業の状況を6タイプに分類するだけで、その企業の未来が簡単にわかってしまうというのがこの理論のおもしろいところだ。

それでは、さっそく解説していこう!

注1)けっこう難しい理論の解説になるので、難しい話が苦手な人は「重要な仮説」という項目まで飛ばしてもらった方がいいと思う。(=それぐらい重要な理論だということ)

注2)ちなみに、起業家に向いている人の性格については次の記事で解説している。
『起業に向いているのはどんな人?』

経営者6タイプとは?

経営者6タイプを提唱しているのは、経営コンサルタントの加藤将太さんだ。

彼が世の中の企業を分析したところ、次の6つのタイプに分類できることがわかった。

経営者6タイプ

①商品開発タイプ(課金ポイント1個タイプ)
②ビジネスモデルタイプ
③組織マネジメントタイプ
④オペレーションマネジメントタイプ(工場タイプ)
⑤財テクタイプ
⑥政治・保護産業タイプ

さらに、これを図解すると次のようになる。

世の中の企業(経営者)を「トップダウン⇔ボトムアップ」「資本大⇔資本小」「サービス⇔インフラ」という3つの軸で考えてみよう。すると、断面の6角形の頂点に特徴的な企業があらわれる。

なんだか数学みたいで戸惑うかもしれないが、要は「企業には6タイプある」ということさえわかってもらえばいい。

では、6つのタイプについて詳しく解説していこう。

 

商品開発タイプ(課金ポイント1個タイプ)

商品開発タイプは、スティーブ・ジョブズなどのカリスマ経営者がトップダウンで商品開発をおこなうのが特徴だ。メインとなる課金ポイントだけに力を入れることで、とても効率の良い経営を実現している。

具体例は、Apple、Google、Facebookなどのアメリカのテック系企業だ。

彼らのどこが課金ポイントかというと、Appleの場合はiPhone、Googleの場合はAdwords(広告手数料)、Facebookの場合はFacebook広告がメインの課金ポイントになっている。

なお、日本にこのタイプの企業が少ないのは、日本の教育制度に問題があるからだと僕は思っている。

 

ビジネスモデルタイプ

ビジネスモデルタイプは、「①誰かがヒット商品(ビジネスモデル)を作り」、「②それを繰り返せる」というのが大きな特徴だ。

具体例は、DeNAやAPAホテル、キーエンス(センサー会社)などである。

DeNAの場合、怪盗ロワイヤルのヒットをきっかけに様々なタイトルを開発し、ソーシャルゲームという一大ジャンルを確立した。

APAホテルやキーエンスの場合は、商品そのものよりも知識(経営ノウハウやコンサルティング営業)に付加価値をつけることで、とても高い利益率を誇っている。

ビジネスモデルタイプは資本力に頼らないので、起業初心者向きである。ブログアフィリエイターもこのタイプに分類されるので、初心者には本当におすすめだ。

 

組織マネジメントタイプ

組織マネジメントタイプは、組織の力で成長していくのが特徴だ。

アメーバ経営の京セラに代表されるような、高度経済成長期のボトムアップ企業がこのタイプの具体例である。

ボトムアップ企業は、判断が末端にあるので不況に弱い。日本の家電産業が壊滅状態になってしまったのはこのせいである。

このような状況の中、京セラやPanasonicは組織マネジメントタイプからビジネスモデルタイプに寄っていくことで、状況を打開しようとしている。

ビジネスモデルタイプなら小資本でも大丈夫なので、この選択は時代に合っている。

一方、SHARPは組織マネジメントタイプからオペレーションマネジメントタイプへ寄って行ってしまった。1兆円以上かけて三重県に液晶パネル工場を建設したのだ。

これは正しい選択だったとはいえない。なぜなら、オペレーションマネジメントタイプはとにかくお金がかかるので、今の時代に合っていないからだ。

結局、リーマン・ショック以降、液晶テレビの売り上げが落ち込みSHARPは赤字転落。2016年、債務超過で台湾企業の鴻海に買収された。

 

オペレーションマネジメントタイプ(工場タイプ)

オペレーションマネジメントタイプは、巨大な工場でオペレーションを効率化し、コスト削減するのが特徴だ。

具体例はTOYOTAやAmazon。

このタイプで起業するためには莫大な資本が必要になるため、初心者にはおすすめない。

ところが、多くの人は「起業」と聞くと「工場を作って商品を製造して・・・」と想像してしまう。起業に失敗する人のボタンのかけ違いは、たいていこういうところから始まる。

 

財テクタイプ

金融会社や証券会社などが財テクタイプである。

ホリエモンの旧ライブドアはIT企業と思われがちだが、時価総額世界一・100兆円を目指して精力的にM&A(企業の敵対的買収)を繰り返していたので、実は財テクタイプに分類される。

 

政治・保護産業タイプ

携帯電話会社や、交通・電力などのインフラ企業が政治・保護産業タイプである。

携帯会社のソフトバンクは、携帯事業以外に投資事業も積極的に行なっているので、政治・保護産業タイプと財テクタイプの中間に位置付けられる。

 

重要な仮説:経営者は隣り合ったタイプへ移動する

さて、ここからがこの理論の一番おもしろいところである。

経営者6タイプを提唱する加藤将太さんは、ある重要な仮説を立てている。それは・・・

経営者は図の線上の隣り合ったタイプにしか一度に移動できない

・・・と言われてもよくわからないと思うので、具体例として、ソフトバンクの孫正義の人生を見てみよう。

 

経営者6タイプで見る孫正義の変遷

日本一の富豪である孫正義。(2017年時点で資産212億ドル・・・って2兆円!?)

彼の人生を見てみると、先ほどの仮説(経営者は図の線上の隣り合ったタイプにしか一度に移動できない)がよくわかる。

孫正義の人生を図にすると次のようになる。

孫正義はカリフォルニア大学時代に「Unison World」というソフトウェア会社(ビジネスモデルタイプ)を作り経営者デビューした。

その後、日本でソフトバンクを設立し、課金ポイント一個タイプ(ADSL事業)、政治・保護産業タイプ(携帯電話事業)、財テクタイプ(10兆円ファンド)と移動した。

さらに、2016年にARMというイギリスの半導体会社を3兆円で買収した。つまり、次はオペレーションマネジメントタイプを目指しているということである。

孫正義以外の起業家の人生を見てみても、同じような発見があるはずだ。

ここから何が言えるかというと、たとえば、あなたの勤める会社がビジネスモデルタイプだったとしたら、次は組織マネジメントタイプか商品開発タイプのどちらかに移動するということだ。いきなり財テクタイプに移るようなことはありえない。

このように、未来予測を可能にしてくれるのがこの理論のおもしろいところなのだ。

 

まとめ

さて、いかがだっただろうか?

この「経営者6タイプ」をマスターすれば、最新経済ニュースを分析し放題になるので、毎日ネットニュースを見るのが楽しくなると思う。

とはいえ、今回の話をかなり難しく感じた人も多いだろう。実は、そうなってしまうのも無理はない。なぜなら、「経営者6タイプ」は「次世代起業家育成セミナー・MENSAシリーズ」という定価50万円の経営セミナーの中で語られるノウハウだからだ。

MENSAというのはIQ148以上の人たちのことだ。「経営者6タイプ」は、IQが高いビジネス上級者向けの理論なので、初心者が難しく感じるのは当たり前なのである。

では、なぜそんな難しい理論をこのブログで解説したかというと、この理論が未来予測をする上で欠かせない理論のひとつだからだ。

もし、今回はよくわからなかったとしても、時間が経ってビジネスの実力がついてきたら、いつか再チャレンジで読んでみてほしい。それぐらい重要な理論だと僕は思っている。

ちなみに、この記事がこのブログの中でいちばん難しい話をしている。これ以外の記事はもっとビジネス初心者向けに書いているので、安心してほしい^^;

 

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2 件のコメント

  • こういうフレームワークもあるんですね。この型をしっかり理解すれば、かなりビジネスセンスが上がりそうですね。

    大企業の、今後の動きを予測出来るようになるなんて、すごい事です。

    そんな事が語れるようになれば、会社で一目置かれるようになりそうです。
    経済の動きにうとい自分にとっては、今回の話は、少し難易度が高かったです。

    しかし今後、起業した時に、事業の方向性を定める際の1つの指針となるよう、今回の記事は何度か繰り返し読んで、理解に努めたいと思います。

    • コメントありがとうございます!ちょっと難しすぎましたかね^^;
      そう思われるのも無理はありません。
      実は、この話は次世代起業家育成セミナーのMENSAシリーズ(定価50万)の内容です。
      IQが高くてビジネス上級者向けのセミナーなので、難しく感じるのは当たり前です。
      だから、これをすんなり理解できるようになれば、かなり起業センスは上がっているはずですよ!
      それから、小林さんが素晴らしいと思ったのは、「理解できなければ、繰り返し読もう」という考え方ができることです。
      そういう姿勢を続ければ、いつか必ず成功できると思います!

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    映像制作ZOOMY VIDEO代表。テレビ制作会社をクビになったのをきっかけに、2年前にデジカメ1台で起業。当ブログでは、自分が起業で苦労・失敗した経験をもとに、知識0のサラリーマンが1年以内に月収50万以上稼ぐ起業家になる方法を発信中。