あなたの周りに、部下を怒鳴り散らすパワハラ上司はいませんか?
今回は、パワハラする人の心理を、「心理学」を使って解き明かします。
さらに、あなたがこれからパワハラ上司とどのようにお付き合いしていくべきかや、僕が実際にパワハラ上司から解放された方法も紹介します。
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詳しい目次
パワハラ上司が部下を怒鳴る心理学的理由2つ
なぜ、パワハラ上司は部下を怒鳴りつけたりするのでしょうか?
その理由は、心理学的にいうと次の2つです。
- 承認欲求を簡単に満たせるから
- 劣等感が強いから
理由①:承認欲求を簡単に満たせるから
人間には、次の6つの根源的な欲求があります。
- 成長
- 貢献
- 愛
- 承認
- 安定
- 不安定
出典:次世代起業家育成セミナー
日本人は、これら6つのうち、「承認欲求」が特に強いと言われています。
承認欲求とは、「人に認められたい」という願望のことです。
たとえば、有名になりたいとか、ライバルに勝ちたいとか、人から褒められたいとか、そういうのが承認欲求です。
人を怒鳴るという行為は、その承認欲求を簡単に満たせる行為だと言われています。
なぜ承認欲求を簡単に満たせるかというと、怒鳴られた部下は上司に恐怖を感じて、ずっと言いなりになるからです。
理由②:劣等感が強いから
パワハラ上司が部下を怒鳴りつける心理学的理由の2つ目は「劣等感」です。
パワハラをする人は、人よりも劣っているという思いがとても強いため、人から認められようと躍起になり、部下を怒鳴ったりするのです。
では、なぜ劣等感は生まれるのでしょうか?
その大きな理由は、【親が劣等感を持っていたから】です。
劣等感は、親が意識して食い止めない限り、子供にも伝染します。
その典型例が、学歴コンプレックスです。
あなたの周りには、子供が嫌がっているのに、無理やり大手の学習塾に通わせている親はいないでしょうか?
「我慢しなさい、頑張りなさい」と言って。
これは、一般的には「親の愛」だと理解されがちですが、親が子に学歴コンプレックス(=劣等感)を押し付けている可能性が高いです。
学歴コンプレックスを持つ親は、子供がテストで良い点数をとっても、「もっと頑張りなさい、そうすればもっと良い点数が取れるから」と言って、子供を認めようとしません。
そういう親の態度が、子供の劣等感をはぐくむのです。
そして、そんな風に育てられた子供は、自分が親になった時に子供に対して同じことをしてしまう傾向があります。
そのため、劣等感は一族の中で受け継がれやすいといわれています。
パワハラする人との付き合い方とは?
では、パワハラする人とはどのように付き合えば良いのでしょうか?
おすすめの方法は、次の3つです。
- 承認欲求を満たしてあげる
- 劣等感を刺激しない
- そもそもお付き合いしない
方法①:承認欲求を満たしてあげる
パワハラする人は、承認欲求に問題を抱えていることが多いです。
そのため、承認欲求を満たしてあげることで、パワハラ被害を回避できる可能性があります。
承認欲求を満たす基本は、相手を褒めることです。
それ以外のコツとしては、相手の存在そのものを承認する(=存在承認)のも有効です。
存在承認のやり方には、次のようなものがあります。
- 挨拶をする
- 相手の名前を呼ぶ
- 相手の目を見て会話をする
- 相手に意見を求める
方法②:劣等感を刺激しない
パワハラをする人は、劣等感を持っていることが多いです。
そのため、劣等感を刺激しないようにすることで、パワハラを回避できる可能性があります。
人が劣等感を持ちやすいものには、以下のような例があります。
- 学歴
- 容姿
- 収入
- 社会的地位
- 配偶者の有無
方法③:そもそもお付き合いしない
3つ目の方法は、パワハラ上司とはそもそもお付き合いしないことです。
パワハラ上司との付き合いをやめるには、以下のやり方があります。
- 社内転職をする(部署を異動する)
- 外部企業に転職をする
- 起業する
ちなみに、僕が一番おすすめしたいのは「起業」です。
なぜなら、部署を異動したり、転職したりしても、また新たなパワハラ上司に遭遇してしまう可能性があるからです。
僕のまわりにも、パワハラが嫌で転職したのに、転職先でまたパワハラ被害を受けて悩んでいる人が何人かいます。
あなたがそういう可能性をなくすためには、起業して自分が社長になるしかありません。
実際に、僕は会社をやめて起業したのがきっかけで、パワハラ上司とは一切無縁の生活を手に入れることができました。
起業の大きなメリットは、自由に人間関係を選べることです。
嫌な人間とは付き合わなければいいので、僕は起業してから人間関係のストレスで悩むことがなくなりました。
でも、いきなり「起業」と言われてもハードルが高すぎますよね?
次の記事で、あなたの「起業家適性」を簡単に測定できる、無料のウェブテストをご紹介しています。(※所要時間10分)
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私もパワハラ上司に怒鳴られて過ごしていた過去があります。
その上司は、あろうことか「改善成果」を部下から奪い自分の成果としたこともあります。
承認欲求、周りに認められたい典型的な上司と言えます。
今は部下の気持ちを察してくれる心優しい上司に出会い、厳しさの中に思いやりを感じて仕事をしています。
パワハラ上司との冷静なおつきあいができる記事に感銘を受けました。