ブログに設置した外部リンクのクリック数が知りたい!
Googleアナリティクスを使って簡単に計測する方法はないかなあ?
ブログやWebサイトに設置した「外部リンク」のクリック数を把握することは、読者の興味を知り、収益を最大化する上で非常に重要です。
外部リンクのクリック計測をするためには、以前はGoogleタグマネージャー(GTM)を使う必要があり、初心者には難易度が高めでした。
しかし現在は、GoogleアナリティクスのGA4への移行により、GTMを使わずに手軽に外部リンクのクリック計測ができるようになりました。
この記事では初心者にもわかりやすく、次の3つを解説します。
あなたがこの記事を読むと、GA4で外部リンクのクリック数を計測する方法を正しく理解し、クリック数向上のための戦略を身につけることができます。
ブログの成功を目指す人は、ぜひ参考にしてください!
詳しい目次
外部リンクのクリック計測が重要な理由
外部リンクとは、別のブログやWebサイトへ移動するリンクのことです。
ブログに設置する外部リンクとしては、アフィリエイトリンクや情報の引用元の参考リンク、SNSのリンク、ランキングバナーのリンクなどがあります。
ブログの外部リンクのクリック計測が重要な理由は、主に次の2つです。
- アフィリエイトの成果の向上:
ブログにアフィリエイトリンクを設置している場合、外部リンクのクリック計測はアフィリエイトの成果を評価するために欠かせません。クリック数のデータを元に、どのアフィリエイトリンクが最も効果的かを把握し、収益を最大化するための戦略を立てることができます。 - 読者の興味の把握:
外部リンクのクリック計測を行い、どの外部リンクが最もクリックされているかを分析することで、読者の興味や関心を詳細に把握することができます。読者への理解が深まることで、より魅力的なコンテンツを提供することができます。
GA4で外部リンクのクリック数を計測する方法
GA4で外部リンクのクリック数を計測するには、どうすればいいのでしょうか?
その方法は2つあり、目的によって使い分けが必要です。
- データ探索を使う方法:
全ての外部リンクのクリック数を網羅的に把握できます。どの記事でどのURLがクリックされたかもわかります。設定不要で過去のデータもすぐに見ることができ、簡単なので初心者はこの方法がおすすめです。 - カスタムイベントを使う方法:
特定の外部リンクのクリック数や、クリックしたユーザーの行動を詳しく把握したい時に有効な方法です。特定のURLのクリックをコンバージョンとして計測したい時にも有効です。設定の作業をした後から計測が始まります。ただし、初心者には少し難しい方法かもしれません。
この記事では、初心者向けの「データ探索を使う方法」を解説します。(※「カスタムイベントを使う方法」を知りたい人は、GA4のコンバージョン設定を解説した記事をお読みください。)
GA4のデータ探索を使って外部リンクのクリック数を計測する方法は、次の8ステップです。
STEP1:左側のメニューから「探索」を選択する
GA4のダッシュボードにアクセスし、左側のメニューから「探索」を選択します。
STEP2:「空白」を選択する
「空白」を選択します。
STEP3:セグメントを設定する
次に、セグメントの設定を行います。
セグメントの+マークをクリックします。
「カスタムセグメントを作成する」で「イベントセグメント」をクリックします。
「無題のセグメント」という箇所に、任意の名前を入力します。(例:クリックイベント)
「新しい条件を追加」をクリックします。
イベントの中にある「click」を選択します。
右上の「保存して適用」をクリックして保存します。
STEP4:ディメンションを設定する
次に、ディメンションの設定を行います。
ディメンションの+マークをクリックします。
項目の中から、追加するディメンションを選択します。
- リンク先URL:
クリックされた外部リンクのURLを確認できます。必ず選択してください。「リンク」の中にあります。 - ページロケーション:
外部リンクがクリックされた記事URLを確認したい人は選択しましょう。「ページ/スクリーン」の中にあります。 - セッションのデフォルトチャネルグループ:
外部リンクをクリックした人の流入元の属性(検索流入かSNSかなど)を確認したい人は選択しましょう。「トラフィックソース」の中にあります。
追加するディメンションを選択したら、「インポート」を押して変更を保存します。
STEP5:指標を設定する
次に、指標の設定を行います。
指標の+マークをクリックします。
項目の中から、追加する指標を選択します。
- イベント数:
外部リンクのクリック数を確認できます。必ず選択してください。「イベント」の中にあります。 - 総ユーザー数:
外部リンクをクリックした人数を確認したい人は選択しましょう。「ユーザー」の中にあります。
追加する指標を選択したら、「インポート」を押して変更を保存します。
STEP6:「行」にディメンションをドロップする
「行」に計測したいディメンションをドラッグ&ドロップします。
今回は例として、「リンク先URL」と「ページロケーション」をドロップします。
STEP7:「値」に指標をドロップする
「値」に計測したい指標をドラッグ&ドロップします。
今回は例として、「イベント数」をドロップします。
STEP8:レポートを確認する
ここまでの作業で、どの外部リンクがどの記事の中で何回クリックされたかを示すレポートが完成しました。
さっそく、レポート画面で外部リンクのクリック数を確認しましょう。
なお、画面左上のデータ探索名を「外部リンククリック」などに変更しておくと、あとで使う時に見つけやすくて便利です。
アフィリエイトリンクのクリック数を増やすコツ
外部リンクのクリックデータの活用方法としては、アフィリエイトリンクのクリック数の改善を目的にする人が多いと思います。
アフィリエイトリンクのクリック数を増やすコツとしては、次のようなものがあります。
- リンクボタンの設置と改善:
アフィリエイトリンクがテキストだけの場合は、リンクをクリックしやすい目立つボタンに変更することで、クリック数を増やすことができます。リンクボタンの色や大きさ、文言などを工夫し、読者の注意を引くように改善しましょう。 - マイクロコピーの改善:
ボタンやリンク周辺の短い文章(マイクロコピー)を魅力的なものにすることで、クリック数を増やすことができます。読者がリンクをクリックしたくなるような魅力的な文言を考えてみましょう。 - リンクの配置の改善:
アフィリエイトリンクのクリック数が少ないのは、記事の最下部のみなど目立たない場所にリンクを配置しているからかもしれません。そういう場合は、記事のリード文や見出しの後などの目立つ場所にもリンクを配置しましょう。 - リンクへの誘導文の改善:
アフィリエイトリンクは、ただ設置するだけでは読者にクリックしてもらえません。読者がリンクをクリックしたくなるような、魅力的な誘導文を作成しましょう。 - A/Bテストの活用:
アフィリエイトリンクの改善を行う際は、必ずA/Bテストを活用しましょう。AパターンとBパターンのデータを比較し、より良いものを選択することで、確実に成果に結びつけることができます。
以下は、アフィリエイト収益の改善に役立つ参考記事です。ぜひチェックしてください!
まとめ
今回は、GA4で外部リンクのクリック数を計測する方法について詳しく解説しました。
外部リンクのクリック数を正確に把握することで、読者の興味や行動を理解し、アフィリエイトの収益を改善することが可能となります。
あなたもぜひこの記事を参考に、外部リンクのクリック計測に取り組んでみてください!
GA4を使いこなせるようになると、ブログ運営がもっと楽しくなりますよ!
以下の記事でも、GA4を活用してブログ成功に役立てる方法について解説しているので、ぜひチェックしてみてください。
「GA4で外部リンクのクリック数を計測する方法」図解たっぷりで分かりやすかったです。ありがとうございました。