あなたは広告で「お試し無料」を謳っている商品を見たことはありませんか?
特に、化粧品や健康食品のCMでよく見かけますよね。
学習塾やスポーツジムが初月会費無料になっている広告もよく見ます。
そういう広告を見て、昔の僕は、
「どうして無料なんだろう?それで商売が成立するのかな?」
と思っていました。
だって、普通に考えると、お試し無料商品を配る販売者が、損をしているように見えますよね?
その後、会社をクビになった僕は起業して、自分で商売をはじめました。
そして、色々なビジネスモデルを勉強するうちに、お試し無料の謎が解けたのです。
なぜお試し無料で商売が成立するかというと、「フロントエンド・バックエンド戦略」を使っているからです。
お試し無料商品を配る販売者たちは、実はぜんぜん損なんかしていません。
むしろ、めちゃくちゃ儲かっています。
今回は、フロントエンド・バックエンド戦略について、マーケティング初心者にもわかりやすく解説します。
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フロントエンド・バックエンド戦略とは?
まずは用語の解説から。
「フロントエンド」とは、集客を目的とした、収益性を重視しない商品のことです。
冒頭に出てきた、お試し無料商品や初月会費無料は、フロントエンドです。
一方、「バックエンド」とは、フロントエンドで集まったお客さんに売る、利益目的の商品のことです。
化粧品や健康食品だと、初月無料の翌月から届く有料商品がバックエンドです。
でも、なんでわざわざフロントエンドを配るのでしょう?
商品を無料で配って損するより、いきなりバックエンドを売った方が儲かりそうですよね?
実は、フロントエンド・バックエンド戦略を取るべき商品には法則があります。
- 継続的に購入する商品である
- 高価格な商品である
このどちらかに当てはまっている商品は、フロントエンド・バックエンド戦略に向いています。
なぜなら、これらの商品は、購入のハードルが高いからです。
購入のハードルが高い商品は、初見の人に販売しても、ほとんど買ってもらえません。
でも、無料商品や低価格商品(=フロントエンド)なら、購入のハードルが低いので、初見の人でも一定数が手に取ってくれます。
そして、フロントエンドを手に取った人のうち、一定数が商品を気に入って、バックエンドを買ってくれるようになります。
フロントエンドがある場合とない場合のバックエンドの購入率は、5倍〜10倍以上も変わってくると言われています。
つまり、継続商品や高価格商品は、フロントエンド・バックエンド戦略で売った方が、めちゃくちゃ儲かるということです。
ちなみに、フロントエンド・バックエンド戦略では2ステップで商品を販売するので、「2ステップマーケティング」と呼ばれたりもします。
あるビジネス教材の販売戦略を解説!
ここからは実例を使って、フロントエンド・バックエンド戦略を見ていきましょう。
当ブログでよくご紹介している『次世代起業家育成セミナー・特別編』という初心者向けのビジネス教材があります。
この教材は定価1万円ですが、特別編を含め合計11万円分の教材を、誰でも無料でもらえるキャンペーンが期間限定で行われています。
ちなみに、キャンペーンの概要はこちら。
この無料キャンペーンでは、典型的なフロントエンド・バックエンド戦略が取られています。
次の表を見てください。
これは、キャンペーンに登録した人がもらえるものの一覧です。

1〜12が無料のフロントエンド商品で、13が有料のバックエンド商品です。
特に目を引くのは、フロントエンドのボリュームです。
ものすごい量だと思いませんか?
このキャンペーンでは、合計20時間以上のセミナー動画や音声・PDFを、すべて無料でもらうことができます。
これらの教材は、どれも非常にクオリティが高いので、お試し無料体験した人の大多数は、教材の大ファンになります。
そしてバックエンドは、次世代起業家・経営者アカデミー(⇒公式HP)という、月額3万円のオンライン起業スクールです。
継続商品であり高価格商品であるという、この戦略に適したバックエンド商品であることがわかりますよね?
このキャンペーンでは、フロントエンドで教材の大ファンになった人のうち一定数が、実際にバックエンドを買ってくれるそうです。
まとめると、フロントエンドの無料商品で圧倒的な価値提供をして、バックエンドのスクール販売に繋げるというのが、このキャンペーンの基本戦略です。
これからフロントエンド・バックエンド戦略を使う人に、大事な注意点があります。
それは、「フロントエンド商品は絶対に手抜きしてはいけない」ということです。
たとえば、あなたがスーパーの試食コーナーで、まずいお肉を出されたとしましょう。
あなたはそのお肉を購入するでしょうか?
購入しないですよね。
本気の商品をお試ししてもらうから、お客さんは販売者を信用して、ハードルの高いバックエンドを購入してくれるのです。
よく、フロントエンドをケチって適当な商品を出して失敗する人がいますが、あなたはそうならないように気をつけてくださいね。
フロントエンドの有無で、利益はどれくらい変わるの?
では、フロントエンドがある場合とない場合では、利益にどれくらい差が出るのでしょうか?
次世代起業家育成セミナーの無料キャンペーンを題材に、フロントエンドがある場合とない場合の、LTVを計算してみましょう。
LTV(=ライフタイムバリュー/生涯顧客価値)とは、あるお店に対して1人のお客さんが生涯に支払ったお金の合計額のことです。
LTVは、以下の公式で計算できます。
LTV = 平均顧客単価 × 100/失客率
出典:次世代起業家育成セミナー
ちなみに、LTVのくわしい解説はこちら。
フロントエンドがある場合(=2ステップマーケティング)
まず、フロントエンドがある場合を計算します。
100人のお客さんがフロントエンドの無料セミナーを視聴したとして、バックエンドのオンライン起業スクールを購入するのは、5人くらいでしょうか。
その5人は、教材の大ファンになっているので、継続率も高いはずです。
95%の確率で月額3万円の課金を継続するとしたら、失客率は5%になります。
よって、フロントエンドがある場合のLTVは・・・
LTV=平均顧客単価×100/失客率=30,000×100/5=600,000
LTVは、なんと60万円です!
1人の有料会員がオンライン起業スクールに、生涯で平均60万円も課金してくれるのです。
さらに、100人中5人が有料会員になるので、全体のリスト単価は・・・
リスト単価=LTV×有料会員数÷フロントエンド体験人数=600,000×5÷100=30,000
リスト単価は3万円です。
これが何を意味するかというと、フロントエンドの無料セミナーを視聴した人が、平均3万円支払ってくれるということです。
これってすごくないですか?
無料セミナーを配っているだけなのに、実は1人あたり3万円も儲かっているなんて。
僕はこのビジネスモデルを初めて知った時、かなり衝撃を受けました。
フロントエンドがない場合(=1ステップマーケティング)
次に、フロントエンドがない場合を考えてみましょう。
つまり、お客さんにいきなりバックエンドを販売するということですね。
100人のお客さんにいきなりバックエンドをセールスしたとして、買ってくれるのは1人いるかいないかだと思います。
その人は、まだ教材のファンになっていないので、継続率は90%も行かないでしょう。
継続率が80%だとしたら、失客率は20%になります。
よって、フロントエンドがない場合のLTVは・・・
LTV=平均顧客単価×100/失客率=30,000×100/20=150,000
LTVは15万円です。
フロントエンドがある場合のLTVは60万円だったので、4分の1に減ってしまいました。
さらに、100人中1人が有料会員になるので、全体のリスト単価は・・・
リスト単価=LTV×有料会員数÷セールスした人数=150,000×1÷100=1,500
リスト単価は1,500円です。
フロントエンドがある場合のリスト単価は3万円だったので、20分の1に減ってしまいました。
100人あたりの売り上げを比較すると、フロントエンドがある場合は300万円、ない場合は15万円です。
こんなに差が出るなんて、ビックリだと思いませんか?
フロントエンド・バックエンド戦略がハマると、これほど大きな効果があるのです。
フロントエンド・バックエンド戦略をもっと深く学びたい人へ
以上、フロントエンド・バックエンド戦略の解説でした。
あなたもぜひ、今回の知識をご自分のビジネスに役立てていただけると嬉しいです。
なお、僕がフロントエンド・バックエンド戦略を学んだのは、今回ご紹介した次世代起業家育成セミナーという教材です。
現在、合計11万円分の教材を無料でもらえるキャンペーン中ですので、ビジネススキルをアップさせたい人は、ぜひフロントエンドに登録してみてください!
フロントエンドに登録すると、最終的に月額3万円のバックエンドが待っていますが、事前にそれがわかっていれば安心ですよね。笑
キャンペーンのくわしい内容や注意点については、次の記事で解説しています。
知っていたら分かることが たくさんある、そして、それは死活問題---勉強は我が身を助けてくれますね。きっちり頭に入れた上で経験を積まれたからこその、瞬時の判断だと思いました。
フロントエンドで「圧倒的な価値提供」をしてバックエンドに繋げる、加藤将太さんがお手本だと、スゴイことになりますね、コレは。
分かりやすいご説明をありがとうございます。
次世代では、下記のような説明が謳ってなかったとおもいます。
“フロントエンドがある場合とない場合のバックエンドの購入率は、5倍〜10倍以上も変わってくる”
何か、次世代の勉強のあとに「まとめ」としてずーみーさんのブログで勉強して自分のものとできると感じました。
ずーみーさん、こんにちは!
『次世代起業家育成セミナー・特別編』の販売戦略をもとにした
「フロントエンド・バックエンド戦略の解説」とLTVの計算で
とても分かりやすかったです。
ありがとうございます。
経営コンサルタント加藤さんの「経営は科学である」という言葉を思い出しました。
有料移行率は5%越えれば良いほう、とありましたが、確率論的には、せいぜい数パーセント程度なのだとわかっているだけで、戦略も立てやすいし、精神的な面でも安定しますね。
私は昔、ネットワークビジネス(いわゆるネズミ講)の勧誘に会い、直ぐにでも脱サラしたかったので、あっという間にのめり込み、私も1人だけ勧誘したことがありました。
もちろん上手く行きませんでした。
そりゃそうですよね、、目の前の1人を有料サービスに移行させるなんて、相当に確率が低いし効率も悪い、精神的ストレスも大きい。
色んな人間関係にも耐えきれず、サラリーマンやってるほうが、よっぽどましだと感じてしまい、、直ぐに退会しました。
無料登録一件で儲けが15,000円、こんな計算が出来てしまえば、これを超えない費用を使って、無料登録してもらえれば黒字になる、そんな見通しが立てられるんですね。
経営の面白さを感じました。もっと勉強しようと思います。
コメントありがとうございます!
確率論でビジネスができるようになると、安定するし、精神が病まなくてすみます。
買ってくれるのはどうせ5%だと割り切っていれば楽ですよね。
一方、ネズミ講で友人相手に売り込む場合、買ってくれるのが5%だとしたら、
20人に売り込んでも1人しか買ってくれないということになります。
さらに、19人分の友情を無くしてしまう(もしくは疎遠になる)というオマケ付き。
全然割に合わないですね^^;
・・・ということが、ビジネスに詳しくなってくると瞬時に判断できるわけです。
それにしても、小林さんは本当に人生経験が豊かですね。
「失敗談だけで一冊の本が書けるんじゃないか?」と思いました。笑