あなたは、何でもない事業を儲かるビジネスモデルに変える方法を知っていますか?
今回は、「哲学教室」という一見儲からなそうなビジネスを、どうやったら儲かるビジネスモデルに変えられるかを解説します。
あなたがこの記事を理解すれば、料理教室でも、音楽教室でも、なんでも儲かるビジネスモデルに変えることができます。
さらに、あなたが田舎に住んでいても問題なく実践可能ですし、コロナ禍である今こそ活用すべきビジネスモデルでもあります。
ぜひ最後まで、頑張ってついてきてくださいね。
- ブログ起業コンサルタント
- 会社をクビになり映像制作で起業
- オンラインブログスクールを運営
- ブログ収入:最高230万円/月
- ブログで起業する方法を発信中!
※当サイトは、アフィリエイトプログラムに参加しています。記事内容は公平さを心がけています。
目次
哲学教室を儲かるビジネスモデルにするには?
そもそも、この記事を書いたきっかけは、某インターネット掲示板で、次の書き込みを見かけたからです。
哲学教室を起業して儲かりますか?
私は哲学に詳しいので、将来、哲学教室を開こうと考えています。
でも、テレビCMに出ているような有名人じゃないと、哲学教室なんて、怪しすぎて誰も相手にしてくれないでしょうか?(by Tさん)
哲学教室・・・
何だか、ぱっと聞いた感じは、あまり儲からなさそうですよね。
果たして「哲学教室」は、儲かるビジネスになるのでしょうか?
今回は、この問題を、「商品力」と「ビジネスモデル力」という2つの切り口から考えます。
ちなみに、今の話を聞いて、「戦略ピラミッド」が思い浮かんだ読者さんは、かなりレベルが高いです。
戦略ピラミッドとは、次の図のことです。

なお、戦略ピラミッドのくわしい解説はこちらです。
儲かる商品かどうかを見分ける2つの視点とは?
まずは、哲学教室というサービスのもつ「商品力」をみていきましょう。
「儲かる商品かどうかを見分ける2つの視点」というものがあります。
- 視点①:100万円以上払ってでもその状態になりたいと思える商品か?
- 視点②:見込み客が30万人以上(できれば100万人以上)いるか?
視点①:100万円以上払ってでもその状態になりたいと思える商品か?
あなたが、何でもない事業を儲かるビジネスに変えるためには、「100万円以上払ってでもその状態になりたい」と思えるような商品を作る必要があります。
このことを、「ウォンツを創出する」といいます。
ちなみに、ウォンツ創出型ビジネスのくわしい解説はこちら。
では、「哲学教室」の場合はどうでしょうか?
「哲学教室」というサービスで提供されるものは、「哲学の知識」です。
重要なのは、その「哲学の知識」を得ることによって、お客さんがどう変わるかです。
Tさんが、これから哲学教室で儲けるためには、これを死ぬほど考える必要があります。
頭が良くなるとか・・・?
毎日幸福を感じられるとか・・・?
哲学教室という商品から、お客さんたちは、未来にどのような「ベネフィット(=利益)」を受け取ることができるのでしょうか?
このベネフィットに魅力がないと、お客さんたちは、まったくお金を払ってくれません。
つまり、まったく儲からないということです。
ここで、ひとつヒントを出しましょう。
お客さんが喜んでお金を払いたくなるベネフィットは、次の図にある10個に集約されます。

この図が表すのは、「ヒトが逆らえない10の欲望(=LF9+金)」です。
順番に、①生存欲、②食欲、③性欲、④危機回避、⑤快適、⑥愛する人を守る、⑦愛されたい、⑧他人に勝つ、⑨社会で認められる、⑩お金。
「LF9+金」を使って、哲学教室のベネフィットを考えてみると・・・
- 異性からモテモテになって結婚できる=③性欲、⑦愛されたい
- どんな相手でも論破できるようになる=⑧他人に勝つ
- 哲学者として社会的名声を得ることができる=⑨社会で認められる
- 年収が数百万円アップする=⑩金
このようなベネフィットになら、100万円払ってでもその状態になりたいというお客さんも、きっと出てくるでしょう。
ちなみに、100万円払ってでもその状態になりたいと思える商品の場合、価格の目安は、その10分の1の10万円です。
もちろん、30万円でも買ってくれる可能性はあります。
でも、いちばん売りやすく、売上が最大化するのは「10万円」です。
あなたが起業して、商品価格を決めるときの、ひとつの基準にしてください。
なお、LF9についてのくわしい解説はこちらです。
視点②:見込み客が30万人以上(できれば100万人以上)いるか?

次に重要なのは、その商品を欲しがる人(=見込み客)が何人いるかということです。
たとえば、魚釣りを想像してください。
魚が10匹しかいない池と、魚が1万匹いる池だと、どちらがより多く魚を釣れるでしょうか?
答えは、間違いなく魚が1万匹の池ですよね。
ビジネスも、それと同じです。
つまり、その商品を欲しがる人が多ければ多いほど、儲けるのは簡単になるのです。
その目安になるのが、「見込み客が30万人以上(できれば100万人以上)いるか?」です。
では、哲学教室の場合を考えてみましょう。
Tさんの哲学教室を欲しがる人は、30万人以上いるのでしょうか?
たとえば、「日本で哲学に興味がある人」を見込み客として、その人数を割り出してみましょう。
僕は、偏差値60以上の高校に通っていましたが、同級生で哲学に興味がありそうなのは、200人中3人くらいです。
また、通っていた公立小学校の同級生で哲学に興味がありそうなのは、150人中1人いるかいないかだと思います。
偏差値60以上は人口の16%、日本の人口を1億3000万人だとして、次の式が成り立ちます。
もっと少ない人数を予想しましたが、意外にも104万人という結果が出ました。
大きな本屋には必ず哲学コーナーがありますし、それなりに市場はあるのでしょう。
実際には、ここから子供の人口を引いたりするので、もう少し数は減ります。
つまり、日本で哲学に興味がある人がターゲットの場合、見込み客は80~100万人弱はいそうなので、条件をクリアしています。
ちなみに、こういう計算のことを【フェルミ推定】といいます。
フェルミ推定の方法については、『地頭力を鍛える』という本が、とても参考になります。
あなたも、ぜひ一度、読んでみてください。
儲かるビジネスモデルかどうかを見分ける4つの視点とは?

次に、哲学教室というサービスがもつ「ビジネスモデル力」について考えていきます。
たとえば、Tさんの開こうとしている哲学教室が、公民館で開かれる料理教室のようなものだったとしましょう。
果たして、そういうビジネスモデルで儲けることは、可能なのでしょうか?
儲かるビジネスモデルかどうかを見分けるには、次の4つの視点があります。
- 視点①:複製可能かどうか?
- 視点②:資産になるかどうか?
- 視点③:自社商品かどうか?
- 視点④:場所を提供するかどうか?
視点①:複製可能かどうか?
1:商品を販売・提供する仕組みを複製できるか?
料理教室のようなビジネスモデルの場合、講師は毎回、肉体労働で知識を提供します。
肉体労働のビジネスは、基本的に儲かりません。
なぜなら、時間と体力には限界があるからです。
その限界を超えるためには、肉体労働をやめて、複製可能なビジネスモデルへの転換が必要です。
たとえば、毎回の授業を映像化することを検討しましょう。
哲学教室の場合、授業映像がどんどん蓄積していく「オンラインコミュニティ(=オンラインサロン)」が向いています。
また、オンラインサロンなら、販売や提供を自動化することも可能なので、とても儲かりやすいビジネスモデルといえます。
実際に、僕もブロガー向けのオンラインサロンを運営しており、ここだけの話、かなり儲かっています。笑
2:商品自体を複製できるか?
授業を映像化すれば、いくらでも複製可能です。
逆に、映像化しなければ、いつまでも肉体労働に頼ることになるので、永遠に儲かりません。
視点②:資産になるかどうか?
資産とは、放っておいても勝手にお金を生み出してくれるもののことです。
授業を映像化して、商品化すると、資産になるので儲かります。
逆に、授業を映像化しなければ、いつまでも資産を構築できないので、永遠に儲かりません。
視点③:自社商品かどうか?
自社商品のほうが、他社商品よりも利益率が高いので、儲かります。
今回の場合、Tさんが自分で授業をするので、自社商品です。
視点④:場所を提供するかどうか?
人が集まる場所を提供するビジネスモデルは、交通手数料を取ったり、場所のルールを自由に決められたりするので、儲かります。
ただし、ここでネックになるのは、「その場所に集客できる人数」です。
当たり前ですが、集客できる人数が多ければ多いほど、儲かります。
たとえば、10人しか生徒がいない哲学教室よりも、千人、1万人の生徒がいる哲学教室のほうが儲かります。
しかし、現実世界で哲学教室を開く場合、会場の広さや立地条件が問題になります。
その点、オンラインサロンなら、会場の広さや立地条件の問題がありません。
なぜなら、インターネット空間なら、10人の生徒を集めるのも、1万人の生徒を集めるのも同じですし、世界中から集客できるからです。
実際に、僕のオンラインサロンには、海外在住の人も参加しています。
哲学教室をオンラインサロン化する実行手順
ここまでは、「哲学教室を儲かるビジネスにするにはどうすればいいか?」を考えてきました。
まとめると、次のようになります。
- 哲学の知識によって顧客が得られるベネフィットを徹底的に検討し、100万円払ってでもその状態になりたいと思わせる商品にする。(=商品力)
- 哲学教室の授業を映像化して、オンラインサロンで配る。販売・提供を自動化する。(=ビジネスモデル力)
あとは、これをどうやって実行していくかが問題です。
僕なら、次のように実行していきます。
- ブログやフェイスブックで、哲学の情報発信をして、見込み客に無料で価値提供する。
- 反応を得られるようになったら、無料で哲学教室を開催し、それを映像化する。
- その映像をインターネット上にアップし、無料のオンラインサロンを作る。
- オンラインサロンで生徒の実績を作る。(年収が100万円アップした、結婚できたなど)
- 会員の感想を集めて有料化する。
なお、オンラインサロンを作るツールとして一番有名なのは、Cyfons(サイフォンス)です。
僕も、自分のオンラインサロンを作るために、Cyfonsを使っています。
操作が簡単で、マニュアルもわかりやすいので、非常におすすめです。
CHECK!
まとめ
以上、かなりレベルの高い話でしたが、ついてこられたでしょうか?
今回の話は、かなり上級者向けなので、一度で理解できなくても落ち込まないでくださいね。
なお、当ブログでは、起業初心者がスムーズに成長して上級者になるための【カリキュラム】をご用意しています。
次の記事で、そのカリキュラムをご紹介していますので、ぜひ参考にしてください^^
一見、儲からなさそうな「哲学教室」ですが、しっかりと戦略・戦術を立てることで儲かる道筋がはっきりと見えました。
フェルミ推定が自分でもしっかりとできるように、勉強したいと思います。
Yukinaさん、こんにちは!
コメントをいただきありがとうございます。
フェルミ推定ができるようになると、ビジネスを見る目が養われますし、自信もつきます。
ぜひ勉強してみてくださいね!
「哲学教室」という、一見売れそうもない
ものでも、
「商品力」としての「ウォンツ」を創出
するための戦略として、10の欲望に照らし
合わせた方向性を見付けることで、
100万円はらってでも手に入れたいと思う
ものに作りあげれる。
興味がある人(見込み客)となる割合を、
(フェルミ推定)により常時クリアの
確認が取れる。
そして、本当に儲かるビジネスモデルか
どうかの4つの視点に照らしあわせて、
複製可能か、資産を産み出すか、自社の
製品かどうか、集客出来る場所を提供
しているか、を満たす仕組みかのチェック
を行い確認する。
様々なビジネスモデルの解析が行える
素晴らしい知識の お裾分け、
誠に有難うございます!
ひろぼーさん、こんにちは!
コメントをいただきありがとうございます。
ご参考になったようで嬉しいです^^
示された一つひとつの段階に、濃密な時間とエネルギーの投入があると思いました。まずは勉強だと思います。一歩一歩です。
律さん、こんにちは!
コメントをいただきありがとうございます。
まずは勉強ですね。
引き続き、一歩ずつ頑張ってください!
上級者向けといえども、今回の記事は考えさせられました。
哲学教室をサロンへ移行してベネフィットを積み重ねていく。憧れます。
真剣に取り組まないとこのような上級者レベルへ到達出来ないので、一歩一歩勉強をしていきたいと思いました。
2021年、花信しきりの今日この頃、心へ暖かな頑張り意欲が沸いてきました。
こんばんわ、どんな分野でも、目標、方法、実行が正しい方向性なら、ビジネスチャンスはあるんですね、その為には死ぬ気で、知識を身につけて!
発信して行ける事ですね。
ずーみーさん、こんばんは。
販売する商品を評価することは大変ですね。
考えもしないでブログにのせていました。
ずーみーさん、こんにちは!
僕は、将来、オンラインサロンを主宰したいと考えています。
今回の記事が、とても役に立つと感じました。
ありがとうございます。
ずーみーさんへ
質問があります、
①100万円以上払ってでもその状態になりたいと思える商品か?次世代で、100万設定をいつもされています、切りがいい数字との根拠ですね。
②見込み客が30万人以上(できれば100万人以上) →3倍以上との数値設定ですか?
⓷【実施の手順】
次世代での順を追った実施の手順がマニュアル化されているのでしょうか?
次世代がまだ、頭に入ってないので少し気になりました、
いえ、なぜだろうと、今夜ねむれそうにないので質問しました。
きょうこさん、こんにちは!
>①100万円以上払ってでもその状態になりたいと思える商品か?次世代で、100万設定をいつもされています、切りがいい数字との根拠ですね。
100万円はひとつの目安です。
>②見込み客が30万人以上(できれば100万人以上) →3倍以上との数値設定ですか?
30万人の3倍以上にするために100万人に設定しているわけではありません。
30万人も100万人もあくまでひとつの目安とお考えください。
>⓷【実施の手順】
>次世代での順を追った実施の手順がマニュアル化されているのでしょうか?
ここに示したものは、PMで推奨されている起業法のひとつです。
以上、ご参考になれば幸いです。
儲かるビジネスの全知識!
•100万円以上払ってでもその状態になりたいと思える商品か?
•見込み客が30万人以上(できれば100万人以上)
とても分かりやすい内容でいろんな事が出来る
可能性があると思いました。
•戦略ピラミッド、ウォンツ、複製できるのか
繰り返し勉強します。
ずーみーさん、こんばんは。
今回の内容、3回読んである程度理解できました。
商品力、ビジネスモデル、それぞれに指標があって、
それを満たしていけば良いという流れがわかりやすかったです!
お客さんが得られるベネフィットがあるかどうかの指標として、LF9+金があり、欲しがっている人がどのくらいいるかの基準を学べました。
また、生み出したものを資産として複製することの重要性もすごく感じました。
すぐに肉体労働に頼ろうとしてしまう所がありますので、この思考はしっかり身につけていきたいです!
ずーみーさん。こんばんは。
戦略ピラミッドやLF9+金、ウォンツや、どれだけ資産に出来るのか?価値提供を出来るのか?これからの起業に向けて大事な事を理解出来て良かった。
複製可能かどうか、資産にできるかどうか、自社製品かどうか、場所を提供するかどうか
フェルミ推定が、すらすら浮かぶかはこれからの鍛錬として、この4点は工夫しどころであり、基本的なところですよね。