ずーみーの評価:★★★★★
読みやすさ:簡単
『成功の9ステップ』ってどんな本?
本書『成功の9ステップ』は、自己啓発の大家、ジェームス・スキナーが主催する「成功の9ステップセミナー」のエッセンスを抽出した内容になっている。
「成功の9ステップセミナー」とは、1回30万円以上もする高額セミナーだ。
そのセミナーを評して、僕の尊敬する起業家・加藤将太さんはこう言っている。
アンソニー・ロビンズもそうなんですが、100万~数百万円の自己啓発セミナーで人を変えた気になって、最後にお金までふんだくる感じが嫌いなんですよ。
1回のセミナーで自己イメージだけ変えても、人は成功するようにはならないですから。
実際、トラウマ克服や健康の習慣は身についても、彼らのセミナーに参加して大幅に商売が成功し出した人はいないです。
(出典:次世代起業家育成セミナー)
つまり、起業で成功したいなら、自己啓発セミナーに30万円も払って参加する必要はないということだ。
30万のセミナーに行かなくても、成功マインドや学習法、健康法などは定価762円の本書を読むだけで十分すぎるほど身につく。
30万も自己啓発セミナーに投資するくらいなら、もっと儲けに直結する知識に投資しよう!
・・・だいぶ話が逸れた(^^;
さて、この本から学んだことで、僕が本当に役に立つと思ったのは次の3つだ。
✔︎脳科学にもとづいた学習法
✔︎科学的な健康法
これら3つのうち、今回は「成功マインド」について印象的な箇所をご紹介しよう!
ジェームス・スキナーが語る「成功マインド」とは?
あなたは普段、次のような言葉を口にしていないだろうか?
「時間が足りない。子供の世話で忙しいし、仕事の日常業務に追われているし、やらなければならないことが山ほどたまっている」
「うちの会社なんか絶対に変わらないよ。上司はこういう考え方に興味がないし、彼が変わるまで、何もできない」
「深刻な不況だ。このような環境の中で、どうしたら利益を生み出すことができるだろうか」
このような人たちについて、ジェームス・スキナーはこう分析する。
多くの人はより充実した人生を求めているが、それを実現する方法は知らない。
彼らは古い行動パターンと古い思考パターンの罠にはまり、行き詰まっているのである。
では、その行き詰まりをどうやって解決すればいいのか?
アインシュタインがこのような状態について次のように述べている。
「私たちが直面する重要な問題は、それを作った時と同じ考え方のレベルで解決することはできない」
スティーブン・R・コヴィー博士が自己啓発の金字塔ともいえる著書『7つの習慣』の中で、「行動で作った問題を言葉で解決することはできない」とアインシュタインの言葉に付け加えている。
今こそ自分の行動を変え、新しい考え方のレベルに到達するときだ。
成功するときがやってきた。自分の夢を実現するときなのだ!
つまり、一言でいえば「勉強しろ」ということだ。
多くの現代人は日常に忙殺されて勉強していない。
そもそも、勉強の大切さも知らない。
だから、古い行動パターンと古い思考パターンの罠にはまってしまうのだ。
成功するためには、勉強しよう!
「学ぶ」という新しい行動があなたを変える。
学んだ結果、あなたが新しい考え方のレベルに達するなら、成功は近い。
続いて、「なぜあなたはお金持ちになれないのか?」という話。
「混合した連想」はすべての自己妨害の源である。
同じ一つのものに対して快楽と痛みの双方を結びつけている人は、混合した連想と呼ばれる状態に悩まされている。
例えば、ほとんどの人は「もっとお金が欲しい」と思っている。
しかし、同時に、「お金持ちは信頼できない」「お金は諸悪の根源だ」「お金で幸せは買えない」などと教えられている。
その結果、貧困な状態から抜け出すための行動は起こすものの、真の経済的自由を手に入れる段階になった時、必要な行動をしなくなる。
理由は、自分の経済的状況を次のレベルに持っていくことに痛みを連想しているからである。
お金自体は悪ではない。
諸悪の根源はお金ではなく、人間である。
だから、あなたは安心してお金儲けをすればいい。
このことに関しては、『金持ち父さん貧乏父さん』の著者ロバート・キヨサキをはじめ、世界中の「富豪」と呼ばれる人たちはみんな同意見なようだ。
日本一のマーケター・神田昌典にいたっては、著書『非常識な成功法則』の中で、「お金を好きになるために毎日お札の匂いをかげ!」とまで発言している^^;
次に、「成功とはなにか?」という話。
成功とは、素晴らしいことだけが起こるという意味ではなく、どういうことが起きても素晴らしい反応を選ぶということである。
これも成功者たちが皆口を揃えて言うことだ。
「成功するためには、まず成功する自分にならなければならない」
成功する自分とは、要は「マインドが整った人間」のことだ。
「マインドが整った人間」とはどんな人か?
マインドについてさらに突っ込んで考えてみよう。
成功マインドを構成するのは、「ポジティブシンキング」と「ロジカルシンキング」だ。
つまり、ポジティブシンキングとロジカルシンキングを身につけていないと、目の前のチャンスを「自分は関係ない」とスルーしてしまったり、努力すべきときに見当違いの行動を始めたりしてしまうのだ。
それではいつまでたっても成功できない。
では、どうすれば成功マインドが身につくのか?
その最も効果的な方法とは、「成功者のコンテンツばかりに触れる」ということだ。
成功マインドを持っていなかった40代会社員の話
ここで、僕が起業経営を教えている40代会社員・Kさんの話をしたい。
Kさんは、脱サラを目指して10年前から副業でアフィリエイトに取り組んできたが、まったく成果を出すことができず迷走していた。
その理由を分析してみると、どうやらKさんに成功マインドが欠けていたことが原因らしいとわかった。
たとえば、昨年、Kさんは新しいブログを立ち上げて、たった数ヶ月で月1万円以上の収益を生み出せるようになった。
これは、アフィリエイト業界の一般常識からすると、かなり早い部類に入る。
ところが、Kさんは「生活できるほど稼げないからダメだ」と悲観して、1年以上そのブログを放置してしまったのだ。
そのまま努力を続けていれば、今頃とっくに月10万円以上稼げていたかもしれないのに。。。
そんなKさんに、あるとき僕は、「普段どんなコンテンツに触れているんですか?」と質問してみた。
すると、Kさんは副業系のブログやメルマガ(=あまり成功していない人たちのコンテンツ)ばかりを読んでいることがわかった。
そこで、僕は、Kさんにそれらの閲覧をやめてもらうことにした。
そして、その代わりに、成功した起業家の文章や音声だけに触れてもらうことにした。
その結果、Kさんはたった1ヶ月で見違えるほどマインドが整ってきた。
アフィリエイトでも成果を出し始め、来年には手堅く月収10万円を狙えそうになってきている。
Kさんが具体的にどんなコンテンツを学習したかについては、次の記事と動画で解説している。
成功マインドを身に付けたい人は、ぜひチェックしてほしい!
↓↓↓Kさんの成長を解説した動画
まとめ
今回は、ジェームス・スキナーの語る「成功マインド」について解説してきた。
はっきり言って、この『成功の9ステップ』という本はマジでコスパ高い。
今回は「成功マインド」についてだけ紹介したが、学習法や健康法に関しても素晴らしい。
文句なしで星5つ!
ずーみーの評価:★★★★★
読みやすさ:簡単
▼成功マインドについては、こちらの記事もどうぞ▼
コメントを残す