ニーズとウォンツの違いとは?「ウォンツ創出型ビジネス」をこれからの起業家は目指そう!

ニーズとウォンツの違いとは?「ウォンツ創出型ビジネス」をこれからの起業家は目指そう!
ずーみー
こんにちは!

ブログ起業コンサルタントのずーみー(⇒プロフィール)です^^

あなたは、「ニーズ」「ウォンツ」というマーケティング用語を知っていますか?

「この商品にはニーズがある」のように使われるのを、あなたも聞いたことがあると思います。

でも、「ウォンツ」という言葉には、あまりなじみがないのではないでしょうか。

ニーズとウォンツは、どちらも顧客の「欲しい」という願望をあらわすマーケティング用語ですが、似て非なるものです。

実は、あなたが、ニーズとウォンツの違いを正しく理解することは、現代日本のビジネスで成功する上で、非常に重要なポイントです。

今回は、2017年に起きた「将棋ブーム」という事例を使って、ニーズとウォンツの違いや、これからの起業家が目指すべきビジネスを解説します。

現代日本で本当に儲かるビジネスとは?

史上最年少棋士・藤井聡太の登場により、日本で空前の将棋ブームが起きたことは、あなたも記憶に新しいですよね。

ブームのピークは、藤井四段(当時)が29連勝した、2017年夏ごろでしょうか。

当時、将棋本や関連グッズは、売れに売れまくり、品切れを起こしました。

各地の将棋教室は、入会希望者が多すぎて、何ヶ月も順番待ちになったそうです。

ここで、ひとつの思考実験を行ないましょう。

もし、あなたが将棋連盟の会長だったなら、この状況で、どんな手を打つでしょうか?

たとえば、品切れを解消するために、将棋本や関連グッズを作りまくるでしょうか?

それとも、順番待ちをなくすために、将棋教室を増やしまくるでしょうか?

僕は、どちらも得策だとは思いません。

なぜなら、それらは、「ニーズ満たし型ビジネス」だからです。

現代日本において、ニーズ満たし型ビジネスは儲かりません。

本当に儲かるのは、「ウォンツ創出型ビジネス」です。

 

ニーズとウォンツの違い

では、ニーズとウォンツとは、いったい何なのでしょうか?

ニーズとウォンツは、似て非なるものです。

どちらも、「欲しい」という人間の欲望にねざしているところは同じですが、そもそもの「欲しくなる動機」が違います。

どういうことかというと・・・

ニーズとウォンツの違い

  • ニーズ:〇〇が足りないから欲しい
  • ウォンツ:〇〇という状態が欲しい

出典:次世代起業家育成セミナー

このニーズとウォンツの違いは、とても重要なので、かならずメモってくださいね。

ここからは、「ニーズ満たし型ビジネス」と「ウォンツ創出型ビジネス」について、くわしく解説していきます。

 

ニーズ満たし型ビジネスとは?

ニーズはモノがないところから生まれる

戦争で焼け野原になった日本。ニーズはモノがないところに生まれる。

ニーズが生まれる場所として、一番わかりやすい例は、高度経済成長期の日本です。

今から約70年前、日本は戦争に負けて、焼け野原になりました。

そういう、モノがないところに、ニーズは生まれます。

高度成長期の日本人は、「モノが足りないから欲しい」と、いつも思っていました。

だから、どんな商品でも、作ればバカみたいに売れました。

1960年代に、日本が年10%も急成長できたのは、どこにもモノがなさすぎて、作れば作るだけ売れたからです。

こういうビジネスのことを、「ニーズ満たし型ビジネス」といいます。

けれども、ニーズの時代は、長く続きませんでした。

先人たちの努力の結果、あっという間に、日本はモノであふれかえるようになりました。

そのため、1970年代には年4%成長に鈍化し、1990年代からはずっと年1%成長です。

つまり、今の日本が不況なのは、モノであふれてしまい、ニーズがなくなったからなのです。

 

ウォンツ創出型ビジネスとは?

「痩せたい」は強力なウォンツ

「痩せたい」は強力なウォンツ

一方、人間のウォンツを刺激することができれば、ニーズが満たされている現代日本でも、顧客に「欲しい」と思わせることができます。

しかも、かなり儲かります。

このようなビジネスのことを、「ウォンツ創出型ビジネス」といいます。

たとえば、ダイエットだと、10キロ痩せた状態になりたい。

婚活だと、愛する人と結婚した状態になりたい。

受験だと、志望校に合格した状態になりたい。

このようなウォンツを喚起するために、企業は日夜努力を惜しみません。

そして、これらのウォンツに対して、人々は喜んで大金を払います。

どれくらい大金を払うかというと、「◯円払ってでもその状態になりたいと考える10分の1」くらいなら余裕で払います。

たとえば、あなたが「100万円払ってでも10キロ痩せたい」と思っているなら、10万円くらい余裕で払いますよね?

それと同じで、「1000万円払ってでも、子供を志望校に合格させたい」と考える親なら、塾に100万円払うくらい余裕です。

なお、これは、商品価格を決定する際の基準になりますので、ぜひ覚えておいてください。

 

これからの起業家は「ウォンツ創出型ビジネス」を目指せ!

将棋教室

入門者が殺到する将棋教室 出典:岐阜新聞

ところで、2017年に日本で起こった将棋ブームは、「ウォンツ」が創出された事例だということに、あなたはお気づきでしょうか?

なぜ、将棋グッズは売れまくり、将棋教室は入会待ちを起こしたのか?

その理由は、日本に「ニーズ」が生まれたからではありません。

実は、メディアによって、偶然にも、「ウォンツ」が創出されたからです。

つまり、人々は、「生活に将棋が足りない(=ニーズ)」から欲しがったのではなく、「藤井聡太のような状態になりたい(=ウォンツ)」から欲しがったのです。

ですから、もしあなたが将棋連盟の会長だったなら、そこを見誤ってはいけません。

「ニーズを満たさなければ」と考えて、将棋教室の数を増やしたり、入門書を大量に印刷したりしても、いずれ必ずブームは終わります。

そうではなくて、あなたが目指すべきなのは、ウォンツ創出型ビジネスです。

つまり、「藤井聡太のようになりたい」という人々のウォンツを刺激して、顧客を囲い込むのが最善策です。

たとえば、将棋教室に「藤井聡太養成コース」を設ければ、親は高い授業料を払ってでも、子供に習わせたいと思うでしょう。

「100万円払ってでも、子供を藤井聡太みたいにしたい」と思う親なら、10万円くらいなら余裕で払います。

「1000万円払ってでも、子供を藤井聡太みたいにしたい」と思う親なら、100万円くらいなら余裕で払います。

また、藤井七段がここまで強くなれたKSF(成功の主要因)は、「詰将棋」と「AIの活用」です。

そこで、これらをカリキュラムに組み込めば、興味性と顧客満足度は、かなり高まるはずです。

さらに、低年齢の子供を優遇したり、LTV(=生涯顧客価値)を高めるための施策も、いろいろできそうです。

・・・妄想はふくらむばかりですね。笑

このように、これからの起業家は、「ウォンツ創出型ビジネス」を目指しましょう。

なお、次の記事でも、ウォンツ創出型ビジネスの具体例をお話ししています。

ビジネススキルをアップさせたい人は、ぜひ参考にしてください^^

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2017-07-03

 


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13 件のコメント

  • ずーみーさん。こんばんは。

    ニーズとウォンツの違い。大変わかりやすかったです。今までニーズばかり考えていて、今の世の中にニーズは無い。と思っていました。じゃあどうする?でも、わからない。でも、ウォンツだったら、いろいろありそうな気がしてきました。ウォンツを意識していこうと思っています。

  • ウォンツ創造型ビジネスとして将棋の例はとてもわかりやすかったです!!
    たしかに従来のビジネスはニーズを満たすことを最重要課題としていますが、これは古かったんですね!
    ウォンツの創造は顧客の先を行くまさに想像力が必要とされるビジネスの形で
    学習する立場で読んでいても、これは面白そう!と思えました。
    この感覚を顧客に提供すればいいんですね!
    このウォンツの創造を自分ができるかとなるとやはり自信はまだ持てませんが
    ゴールのイメージはなんとなくついたので
    これができるようになれば成功するんだなと確信持てました。

  • なりたい状況をつくる、提供する。
    過去の自分の求めていた状況に到達するために今の自分が何をどうやって提供するか、提供する数をいかに増やすか、悩む前に動いてみないとですよね。

  • ニーズとウォンツの違いについてとても理解しやすい内容でした。

    介護の仕事をしていますが、よく言われるのが「ニーズを満たせ。」です。自分はこの言葉に疑問を持ちながら仕事をしています。ニーズを満たしたとしても次に繋がらないんです。
    それならばウォンツを叶えてあげる方がプラスになるのでは?と、今回の記事で感じました。

    ありがとうございます。

    • 松村さん、こんにちは!
      コメントいただきありがとうございます。
      ご自身のお仕事につなげて記事を読んでいただき、大変うれしいです。
      今後とも、どうぞよろしくお願いいたします。

  • ずーみーさん、ありがとうございます!

    ニーズとウォンツの違いがよく分かりました。

    ・ニーズ満たし型ビジネス
    ・ウォンツ創出型ビジネス

    という言葉もより理解が深まります。

    足りないものを作ってあげるのではなく、憧れを見せて「こんな状態になりたい!」という欲求を刺激してあげる。

    そして、「いくら払ってその状態になりたいですか?」の10分の1の価格であれば、喜んで人は支払ってくれる。

    単価の高いサービスを提供するためには、まず自分が勉強をして、専門分野に対する知識・経験を高めていく必要性を感じました。

    ずーみーさんの動画セミナーを観て「ずーみーさんのようになりたい!」と感じたのは、ウォンツ創出型ビジネスの流れということですね。

    自分自身や自分自身のサービスが人のウォンツを喚起できるように考えていきます。

    引き続き、よろしくです!

    • さとぼうさん、こんにちは!
      この記事から、とてもたくさんのことを学んでいることがわかり、驚きました。
      さとぼうさんも、ウォンツ創出型ビジネスを目指してくださいね。
      ひきつづき、学習を頑張ってください!

  • ニーズ:〇〇が足りないから欲しい
    ウォンツ:〇〇という状態が欲しい

    ということを学びました。

    今までのお客様への自分の対応は、ニーズだけでした。これではいずれお客様が飽きて終わってしまうと危機を感じていました。
    これからは、お客様のウォンツを刺激して、どんなふうになりたいか?を対話でヒアリングしていこうと思いました。

    まずは、お客様が何を望み、どんなふうになりたいかの現状把握から始めます。
    そして、それを叶えるプランをご提案し、お客様が飽きずにたのしみながらウォンツを満たせるようなビジネスを作ります。

    それによって、私もお客様も楽しめるwin-winなビジネスが出来上がります。

    ビジョンが明確になるとても良い知識を学ばせていただき、ありがとうございました。知識に留めず、実践に移していきます。

    • 籠菜央さん、こんにちは。
      いつもコメントいただきありがとうございます。
      たくさんの気づきがあったようでうれしいです^^
      今後とも、どうぞよろしくお願いします。

  • めっちゃわかりやすい説明あとうございます。
    いまいちニーズとウォンツの違いが理解できてなかったのですが、このブログでよくわかりました!
    ずーみーさんから学ぶことがたくさんあります。
    がんばってウォンツ探してみます。

  • ニーズとウォンツの違い、ビジネスの視点として、とても重要なことを学べました。

    これだけ物が溢れた今の日本において、ビジネスチャンスを見つけることは難しいのでは、という漠然としたイメージを持っていました。

    しかし、このウォンツという視点で、欲求を刺激すれば、いくらでもビジネスチャンスはあることが、わかりました。

    私のように、脱サラしたい、経済的・時間的自由を得たい、というテーマは、強力なウォンツですよね。

    私はそのためだったら、できる限りのお金をつぎ込みたいと思ってるぐらいですから、ウォンツを刺激すればビジネスは成り立つことは、実感として良くわかります。

    • コメントありがとうございます!

      おっしゃる通り、脱サラしたいというのは強力なウォンツですよね。
      そういう視点で世の中を見ていると、「これは儲かりそうだな」というジャンルが分かってきます。

      簡単にいうなら、「人生変える系」のサービスに人は高いお金を払う傾向があります。
      ネットビジネスもそうですし、転職、婚活、受験、ダイエット・・・例をあげたらキリがないです。

      普段からそういう視点を持てば、すごくビジネスセンスが上がると思いますよ!

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