藤井聡太フィーバーからニーズとウォンツを考える

ニーズとウォンツ

(この記事は2018年2月26日に更新されました)

もしも自分が将棋連盟の会長だったら

ずーみー
こんにちは!

将棋大好き起業家のずーみー(@zoomy_nonbiri)です!

29連勝の藤井四段フィーバーにより、日本列島は空前の将棋ブームに湧いています。

将棋本や関連グッズは売れに売れまくり、品切れを起こしているそうです。

各地の将棋教室は入会希望者が多すぎて、何ヶ月も順番待ちになっているんだとか。

この状況は将棋界にとってまたとないビジネスチャンスに違いありません。

ここで、ひとつの思考実験を行ないましょう。

もしも、あなたが将棋連盟の会長なら、この状況でどんな手を打つでしょうか?

たとえば、品切れを解消するために、将棋本や関連グッズを作りまくるでしょうか?

それとも、順番待ちをなくすために、将棋教室を増やしまくるでしょうか?

僕はどちらも得策だとは思いません。

なぜなら、それらは「ニーズ満たし型」のビジネスだからです。

現代日本において、ニーズ満たし型ビジネスは儲かりません。

本当に儲かるのは「ウォンツ創出型」のビジネスです。

 

ニーズとウォンツの違いとは?

ニーズとウォンツは似て非なるものです。

どちらも「欲しい」という人間の欲望に根差していますが、そもそもの「欲しくなる動機」が違うのです。

え、どういうことかって?

つまり、こういうことです!

ポイント

ニーズ:〇〇が足りないから欲しい

ウォンツ:〇〇という状態が欲しい

 

ニーズとは何か?

東京大空襲のあと

東京大空襲のあと

ニーズについて考えるうえで、一番わかりやすい例は高度経済成長期の日本です。

日本は戦争で焼け野原になりました。

そういうモノがないところにニーズは生まれます。

高度成長期の日本人は「モノが足りないから欲しい」といつも思っていました。

だから、どんな商品でも作ればバカみたいに売れたのです。

1960年代に日本が年10%という急成長をとげることができたのは、どこにもモノがなさすぎて、作れば作るだけ売れたからです。

けれども、ニーズの時代は長くは続きませんでした。

先人たちの努力の結果、日本はあっという間にモノであふれかえるようになりました。

そのため、1970年代には年4%成長に鈍化し、1990年代からはずっと1%成長です。

今の日本が不況なのは、モノがあふれてしまい、ニーズがなくなったからなのです。

 

ウォンツとは何か?

ダイエット

一方、人間のウォンツを刺激することができれば、モノがあふれていても「欲しい」と思わせることができます。

つまり、ニーズが満たされている現代日本でも、ウォンツを刺激すれば商売ができるのです。

しかも、かなり儲かります!

「〇〇のような状態が欲しい」と思わせるのがウォンツ創出型ビジネスです。

たとえば、ダイエットだと「10キロ痩せた状態になりたい」。

婚活だと「愛する人と結婚した状態になりたい」。

受験だと「志望校に合格した状態になりたい」。

このようなウォンツを喚起するために、企業は日夜努力を惜しみません。

そして、これらのウォンツに対して、人々は喜んで大金を払います。

どれくらい大金を払うかというと、「◯円払ってでもその状態になりたいと考える10分の1」くらいなら余裕で払います。

たとえば、あなたが「100万円払ってでも10キロ痩せたい」と思っているなら、10万円くらいなら余裕で払いますよね?

それと同様に、「1000万円払ってでも子供を志望校に入れてやりたい」と考える親なら、塾に100万円払うくらいなんて余裕です。

 

将棋界でウォンツ創出型ビジネスを作るなら?

将棋教室

入門者が殺到する将棋教室 出典:岐阜新聞

実は、今回の藤井聡太フィーバーも「ウォンツ創出」の好例なのです!

なぜこれほどまでに将棋グッズが売れまくり、将棋教室が入会待ちを起こしているのかというと、そこに「ニーズ」が生まれたからではありません。

メディアによって、偶然にも「ウォンツ」が創出されたからなのです!

つまり、人々は「生活に将棋が足りない(=ニーズ)」から欲しがっているのではなく、「藤井聡太のような状態になりたい(=ウォンツ)」から欲しがっているのです。

もしも、あなたが将棋連盟の会長なら、そこを見誤ってはいけません。

「ニーズを満たさなければ」と考えて、将棋教室の数を増やしたり、入門書を大量に印刷したりしても、いずれ必ずブームは終わります。

そうではなくて、将棋界が目指すべきは、ウォンツ創出型です。

つまり、「藤井聡太のようになりたい」という人々のウォンツを刺激して、顧客を囲い込むのが最善策です。

たとえば、将棋教室に「藤井聡太養成コース」を設ければ、親は高い授業料を払ってでも子供に習わせたいと思うはずです。

「100万円払ってでも子供を藤井聡太みたいにしたい」と思う親なら、10万円くらいなら余裕で払うでしょう。

「1000万円払ってでも〜」と思う親なら、100万円くらいなら余裕で投資するでしょう。

また、藤井四段がここまで強くなれたKSF(成功の主要因)は、「詰将棋」と「AIの活用」です。

そこで、これらをコースのカリキュラムに組み込めば、興味性と顧客満足度はかなり高まるはずです。

AIを活用している将棋教室は聞いたことがないので、今すぐやれば流行ると思います。

さらに、低年齢の子供を優遇したり、LTV(=生涯顧客価値)を高めるための施策もいろいろできそうです。

そんなおせっかいなことを考えながら、次回30連勝をかけた対局も必ず観戦しようと思うずーみーでした^^

 

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2 件のコメント

  • ニーズとウォンツの違い、ビジネスの視点として、とても重要なことを学べました。

    これだけ物が溢れた今の日本において、ビジネスチャンスを見つけることは難しいのでは、という漠然としたイメージを持っていました。

    しかし、このウォンツという視点で、欲求を刺激すれば、いくらでもビジネスチャンスはあることが、わかりました。

    私のように、脱サラしたい、経済的・時間的自由を得たい、というテーマは、強力なウォンツですよね。

    私はそのためだったら、できる限りのお金をつぎ込みたいと思ってるぐらいですから、ウォンツを刺激すればビジネスは成り立つことは、実感として良くわかります。

    • コメントありがとうございます!

      おっしゃる通り、脱サラしたいというのは強力なウォンツですよね。
      そういう視点で世の中を見ていると、「これは儲かりそうだな」というジャンルが分かってきます。

      簡単にいうなら、「人生変える系」のサービスに人は高いお金を払う傾向があります。
      ネットビジネスもそうですし、転職、婚活、受験、ダイエット・・・例をあげたらキリがないです。

      普段からそういう視点を持てば、すごくビジネスセンスが上がると思いますよ!

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    映像制作ZOOMY VIDEO代表。テレビ制作会社をクビになったのをきっかけに、2年前にデジカメ1台で起業。当ブログでは、自分が起業で苦労・失敗した経験をもとに、知識0のサラリーマンが1年以内に月収50万以上稼ぐ起業家になる方法を発信中。