(※この記事は2018年1月3日に更新されました)

あなたは「起業」について次のようなイメージを持っていませんか?
「起業するには、新しい商品やサービスを作らないといけないんでしょ?」と。
2年前に起業した僕もそう思っていました。
そのため、起業していきなり「終活ビデオサービス」という新しい事業を立ち上げました。
ところが、その事業は数ヶ月も持たずに破綻してしまいました・・・
実は、僕は大きな勘違いをしていたのです。
起業で成功するためには、新しい商品やサービスを作る必要はありません。
では、一体どうすればいいのでしょう?
今回は、サラリーマンが起業家として成功するための「いちばん効率のいいステップアップ法」を伝授します!
目次
サラリーマンが起業で成功するステップアップ法とは?
2年前、僕が起業で挫折したのはなぜか?
その理由は、僕がいきなり「難易度の高い起業」をしてしまったからです。
起業家には、次にしめす「5段階のレベル」があります。
レベル1:ライスワーク
レベル2:販売
レベル3:システム化
レベル4:商品開発
レベル5:組織化
サラリーマンが起業家として成功するためには、「起業の5段階」をレベル1から順番にのぼっていくのが、いちばん効率が良くてスムーズです!
僕の場合は、自分のレベルが低いのに、いきなり「レベル4:商品開発」から入ってしまったため、とても苦労したのです。
ここからは、僕の大好きなRPGゲームである『ドラクエ』にたとえながら、「起業の5段階」をくわしくお話ししましょう。
レベル1:ライスワーク

「レベル1:ライスワーク」とは、ご飯を食べるための仕事ことです。
「労働」と言い換えることもできます。
日本人の大半は、サラリーマンとして会社でライスワーク(=労働)をしています。
ドラクエに例えるなら、「レベル1:ライスワーク」は、最初の街の周辺でスライムを倒している状態です。
1日に何組かのスライムを倒せば、宿屋に泊まるゴールドを稼ぐことができます。
一方、「起業の5段階」がドラクエと違うのは、スライムばかり倒していても(=ライスワークばかりしていても)レベル2に上がれないことです。
サラリーマンがレベル2に上がるためには、「起業の勉強」が必要です。
ところが、多くの人はライスワークの延長線上で起業すれば成功できると考えるので、いつまでたってもレベル2に上がることができず、資金が尽きて挫折していきます。。。
現在サラリーマンをしている人は、こう考えてしまう傾向が強いので注意してください!
レベル2:販売

起業家として一番大切なスキルが「レベル2:販売」です。
起業で成功できるかどうかの最大の分かれ目は「販売能力の有無」です。
ですから、あなたも起業で成功したければ、かならず販売力を磨くようにしてください。
最初は他人の商品を売って販売力を磨き、その後、システム化→商品開発→組織化と進んでいくのが、起業成功の王道ルートです!
では、販売力とは何かというと、「コピーライティング力」のことです。
インターネットが発達した現在、モノを売るために使用されるのは「文章」と「動画」です。
「文章」でモノを売るためにはコピーライティングが必須です。
「動画」も結局のところは言葉でお客さんを説得するので、コピーライティング力が問われます。
要するに、これからの時代は、コピーライティング力がめちゃくちゃ大事ということです!
ドラクエに例えるなら、「レベル2:販売」は、強力な攻撃呪文を使えるようになった状態です。
たとえば「ギガディン」とか。
勇者が最初の街でギガディンを使えるようになったらチートだと思いませんか?
きっと、物語中盤まで何不自由なく進むことができるでしょう。
それほど強力なコピーライティング力を磨くためにはどうればいいのかというと、セミナーの視聴や「写経」という練習法などがあります。
ドラクエ風にいうなら、「巻物」を読みまくるってことですね!
レベル3:システム化

レベル2で販売をマスターしても、個人の労力に頼っていてはいずれ売上に限界がきます。
そこで、「レベル3:システム化」では、ITを使って販売をシステム化し、売上を拡大します!
なぜITを使うかというと、ITは複製コストが0なので、無限に増やすことができるからです。
インターネット上に販売員が無限にいるお店を想像してみてください。
現実世界では、販売員を増やすためにはお金がかかりますが、インターネット上では、仕組みを1つ作ってしまえば、コスト0でそれを無限に増やすことができます。
ドラクエに例えるなら、「レベル3:システム化」は、自動でなんどもギガディンを唱えられるようになった状態です。
ドラクエには山彦の帽子というアイテムが登場します。
通常、山彦の帽子は1回の呪文で2回分のダメージしか与えられませんが、システム化をすれば敵に無限回分のダメージを与えられるようになります。
そんな「超・山彦の帽子」を手に入れた状態が、レベル3:システム化なのです!
レベル4:商品開発

最終的に利益を決めるのは「商品」です。
「レベル4:商品開発」では、自社商品を開発して粗利率を向上させます。
苦労してお客さんに1万円の商品を売ったとして、利益が1000円残るのと6000円残るのとでは、儲かる度合いが全然違いますよね。
ですから、粗利率を向上させるのは事業を成長させる上でとても大事なのです。
ドラクエに例えるなら、「レベル4:商品開発」とは、新しい攻撃呪文を開発することです。
どういう攻撃呪文かというと、より攻撃力が高く、MP消費量の少ない呪文です。
ギガディンはMPの消費が激しい(=粗利率が低い)ので、新しい攻撃呪文でそれを改善します(=粗利率を高める)。
レベル5:組織化

「レベル5:組織化」では、人を雇って事業の規模を拡大します。
右腕を育てて自分(=社長)の仕事を委任することもできます。
ドラクエ風にいうなら、「レベル5:組織化」とは、ルイーダの酒場で仲間を集めることです。
強い仲間(=右腕)が育てば、勇者は一日中馬車の中で寝ていても大丈夫になります。
ただし、起業家はかならずしも組織化を目指す必要はありません。
なぜなら、「人を雇う」という行為には、膨大なコストと重い責任が生じるからです。
正社員を雇うなら、1人につき3億円(=大卒の生涯賃金)の買い物をしたのと一緒です。
彼らの人生を安定させるという責任も生じます。
ですから、最初から組織化を目指さずに、自分ひとりでのんびりやっていくのもアリだと僕は思います。
まとめ:レベル1からレベル2になるには?
以上が起業の5段階のお話でした。
あなたがこれからサラリーマンを脱し起業家として成長・成功していくためには、この5段階を順番にステップアップしていくことが非常に大切です。
ところが、ほとんどの起業家はこのルートを逆走して挫折していきます。。。
商品開発はレベルが高く、時間もかかります。
失敗する可能性がかなり高いので、絶対に後回しにすることをオススメします。
また、いきなり組織化してしまうと、人件費や人間関係で苦労します。
くりかえしますが、レベル1の人がまず目指すべきは、レベル2になることです。
そして、レベル1からレベル2に上がるためには、「起業の勉強」が必要です。
このブログでは、レベル1の人がレベル2に上がるための学習コンテンツをたくさんご用意しています。
「サラリーマン生活を脱したい!」「起業に興味がある!」
という人は、ぜひ次の記事を読んでみてください。
レベル1からレベル2に上がるためのくわしいカリキュラムや、実際に脱サラ起業に成功した人の具体例をお話ししています!
私は、ある起業家が提唱していた「まずは自分の商品を持つこと」、という考えの元に、100ページに満たないレポートを作ったことがありました。
しかし、作ってみたものの、売り方がさっぱりわからない。。
販売ページを作るスキルもないので、とりあえず、だれでも登録できる、ある販売用サイトで、無料に近い値段で登録した時は数本売れました。
しかし、少し値段をあげただけで全く売れません。。
売り方も知らず、また、どういう商品が売れるかも知らないまま、闇雲に商品を作ったところで、売れる確率はゼロに近いということですね。
起業家へのステップを上がるため、慌てずに、まずはレベル2の販売スキルを磨くことに精進します!
とても興味深い経験をシェアしていただきありがとうございます。
商売には「集客→販売→提供」という流れがあります。
ほとんどの人が失敗する理由は「提供」のことしか考えていないからです。
そのことについて、
以前「Facebookで2万人集客したけど6万円しか稼げなかった話」という記事にしました。
ぜひ読んでみてください!