「ブログのアクセスが、ある日を境に突然半減した…」
「頑張って書いた記事が、検索結果の1ページ目から完全に消えた…」
「もしかして、Googleのコアアップデートに被弾したのかも…？」
ここ最近、個人ブログを取り巻く環境は厳しさを増しています。
特に2024年以降のアップデートでは、「企業サイトが優遇されている」「個人ブログではもう厳しいのかも…」と感じている方も多いはず。
「もうブログを続けるのは難しい…」そう感じる気持ちは、僕にもよくわかります。
でも安心してください。僕もこれまで何度も被弾しつつ、7年以上ブログを続けてきました。
そして最近のアップデートをしっかり分析する中で、「個人ブログにも十分チャンスがある」と確信しています。
この記事では、そんな僕の実体験と最新の分析をもとに、個人ブログがGoogleコアアップデートを生き延びるための3原則と具体的な対策をお伝えします。
アクセスが下がって不安を感じている方も、これからブログを育てたい方も、ぜひこの記事をじっくり読んで、自分のブログを“アップデートに強い体質”へ変えていってください！
詳しい目次
Googleコアアップデートとは？
Googleコアアップデートとは、Googleが検索順位を決める「アルゴリズム」を大きく変更する大型アップデートのことです。
通常の小さな調整とは違い、検索結果全体に大きな影響を与えるため、年に数回の「重大イベント」として注目されています。
例えば、「昨日まで1位だった記事が突然10位以下になった…」という経験をした個人ブロガーも多いのではないでしょうか？
実際に僕自身、これまで何度も被弾してきて、そのたびに苦しい思いをしてきました。
なぜコアアップデートが行われるのか？
Googleがコアアップデートを行う目的は明確です。
それは、「ユーザーにとって本当に役立つコンテンツを検索結果の上位に表示するため」。
具体的には次のようなポイントを日々評価しています。
- 情報の正確性（情報は最新かつ正しいか？）
- 専門性・信頼性（信頼できる専門家による情報か？）
- 検索意図との合致（ユーザーが求める内容を十分満たしているか？）
これらの評価基準に基づく調整の集大成が、年に数回のコアアップデートです。
過去の有名なアップデート（知っておくと役立つ）
特にSEO業界で有名な歴史的アップデートは以下です。
- パンダアップデート（2011年2月）
→ 低品質コンテンツを下げ、高品質コンテンツを評価 - ペンギンアップデート（2012年4月）
→ 不自然なリンクを持つサイトの順位を下げる - 医療健康アップデート（2017年12月）
→ 医療・健康ジャンルの専門性・信頼性（E-A-T）を重視
SEOに関わる人は「パンダ」「ペンギン」といった言葉をよく使うので、覚えておくと便利ですよ。
また、ここ最近の主なコアアップデートは以下です。
- 2022年5月：May 2022 Core Update
- 2023年3月：March 2023 Core Update
- 2023年8月：August 2023 Core Update
- 2024年3月：March 2024 Core Update
- 2025年3月：March 2025 Core Update（最新！）
Googleは毎回、「どんなサイトを評価し、どんなサイトを下げたのか？」を明確に発表しません。
そのため僕たちは、自分のアクセス変動や他サイトの動向を観察しながら対策を立てていく必要があります。
コアアップデートに被弾するとどうなる？
コアアップデートに被弾すると、検索順位が急落し、アクセス数や収益が激減することがあります。
実際、僕自身も約2年に1回のペースで被弾し、「アクセスが半減以下になる」などの深刻な影響を何度か経験しています。
以下は、2022年5月のアップデート時に実際にアクセスが激減したブログのサーチコンソール画面です。
コアアップデートが起きたかどうかをリアルタイムで知るには、Google公式のX（旧Twitter）アカウント（Google Search Central）をフォローしておくと便利です。
僕のアカウントもXでアップデート情報をシェアしているので、宜しければフォローしてください^^
【最新】2024〜2025年のコアアップデート傾向
2024年から2025年にかけて、Googleは複数回の大規模なコアアップデートを実施しました。
この期間は、多くの個人ブロガーにとって、アクセスが激減するなど厳しい局面となりました。
ここでは、特に影響が大きかった2024年3月と最新の2025年3月のコアアップデートについて、個人ブログの運営者が知っておくべき最新の傾向を解説します。
2024年3月アップデートの特徴
2024年3月5日から4月19日まで45日間にわたって行われたコアアップデートでは、Googleが公式ブログで「低品質なコンテンツへの対策を強化する」と明言しました。
具体的に影響が目立ったのは次の2つのパターンです。
- 古いまま更新されず、情報が現状と合わなくなっていた記事や、内容が薄い記事が順位を大きく落とした
- 一部の古参ブログ（運営期間が長く、古い記事を多く抱えるブログ）が順位を下げる一方、新規で質の高い記事を提供しているブログが順位を上げる事例が見られた
ただし、これは単に「古いブログが不利で、新しいブログが有利」という単純な図式ではありません。
正確には、記事やサイト全体の『情報の鮮度・検索意図へのマッチ度・コンテンツの質』が評価の基準になっていると考えるべきでしょう。
僕自身もこのアップデートを経験して、「まずは古い記事をしっかりリライトし、情報を最新化することが大切だ」と強く実感しました。
2025年3月アップデートの特徴（最新）
最新の2025年3月のアップデート（2025年3月13日〜27日）も、引き続き『検索結果の品質向上』を目的としていました。
具体的には次のような傾向が見られています。
- 検索意図に合っていない記事や、長期間更新されていない記事がさらに順位を下げた
- 読者にとって価値が低いと判断されたAI生成コンテンツも評価を落とした
Googleは一貫して「ユーザーにとって本当に役立つ記事を評価し、そうでない記事の順位を下げる」という方針を強化しているのです。
検索意図（Needs Met）の重要性がより明確に
最近のアップデートで特に顕著になったのが、Googleが評価の際に『検索意図（Needs Met）』へのマッチ度をより一層重視するようになったことです。
具体的に高く評価されやすい記事の特徴としては、
- 検索クエリに対して直接的かつ具体的に回答している
- 自分の実体験をベースにしたリアルで独自性のある情報を提供している
- 図解や箇条書きなどで、読み手が直感的に理解できるよう整理されている
こうした要素がより強く評価されるようになった印象があります。
これは、個人ブロガーにとって非常に良い流れです。
なぜなら個人ブログの強みとは、まさに「リアルな体験をもとにしたユーザー目線の情報提供」ができる点だからです。
僕自身も最近のアップデートを受けて、「本当にユーザーが知りたいことを伝える記事」に再度フォーカスするようになりました！
コアアップデートで被弾した時の復旧ステップ
「コアアップデートで、アクセスが突然半分以下になった…」
「何から手を付けたらいいかわからない…」
突然のアクセス急減に、焦りと不安を感じる個人ブロガーは少なくありません。
僕自身も過去に何度も被弾しましたが、焦って手当たり次第にリライトした時は順位が戻りませんでした。
その後、「状況把握→優先順位づけ→実行」という流れを徹底することで、ようやく安定して回復できるようになりました。
ここでは、コアアップデートで被弾した際に具体的に取るべき復旧ステップを、実際の経験を踏まえてわかりやすくお伝えします。
ステップ1：Search Consoleで状況を冷静に把握する
最初にやるべきことは、Google Search Consoleを使って、サイトの状況を正確に把握することです。
以下の3点をチェックしましょう。
- サイト全体の検索パフォーマンス（クリック数、表示回数、平均順位の変動）
- 下落したページとクエリの特定（特定の記事が下がったのか、それとも全体か？）
- 期間比較（アップデート前後の順位やCTRの具体的な変化）
ここでしっかり数値を確認することで、「とりあえず全部リライトしよう…」という無駄な作業を避けられます。
ステップ2：順位が大きく落ちた記事からリライトを始める
次に取り組むべきは、アクセス減少の影響が特に大きい記事（PVが多かった記事）からの優先リライトです。
具体的には、次のような記事から手をつけましょう。
- もともと流入が多かったのに、順位が大きく落ちた記事
- 検索クエリと実際の記事内容にズレが生じている記事
- 情報が古くなり、検索意図から外れている記事
こうした記事は「検索意図を満たせていない」と判断された可能性が高く、リライトによる改善効果が大きく期待できます。
具体的な改善ポイントとして、次をチェックしてください。
- 検索キーワードと記事タイトル・見出しがしっかり一致しているか？
- 記事内で具体的な解決策や回答を提示しているか？
- 情報が最新のものに更新されているか？
- 実際の体験や事例（一次情報）を盛り込んでいるか？
- 図解や箇条書きで視覚的にわかりやすく整理しているか？
「この記事は、本当に読者の疑問に今、答えられているだろうか？」という目線が重要です。
ステップ3：低品質な記事を整理（削除・統合・noindex）する
もし順位下落が一部ではなくサイト全体に及んでいるなら、「サイト全体の品質」が下がっている可能性があります。
次のような特徴を持つ記事は、Googleに低品質と判断されやすいです。
- 文字数は多いが、内容が薄く具体性がない
- 長期間更新しておらず、情報が古いまま
- キーワードと記事内容がマッチしていない
- 過去の報告記事など、読者にとって価値が薄い記事
こうした記事の中でも、特に低品質なものは、リライトではなく「noindex化」「削除」「統合」といった方法で整理することをおすすめします。
実際、僕自身も「アクセスはあるが内容が薄い記事」を思い切って手放したことで、サイト全体の評価が底上げされ、結果として順位が回復した経験があります。
ステップ4：リライトの効果は「最低1ヶ月」の長期視点で検証する
リライトの結果はすぐに現れない場合が多いです。
特にコアアップデート後の復旧は、2〜4週間程度かかるのが一般的です。
焦らずに、改善した記事から徐々に経過を見守りましょう。
サイト全体の品質を高める具体的な3つのステップ
コアアップデートでサイトのアクセスが落ちた時、記事単体のリライトだけに集中しても、なかなか順位が回復しないことがあります。
特に2024年〜2025年のGoogleのアップデートでは、「個別の記事」よりも「サイト全体の評価」を下げられてしまうケースが増えました。
僕自身も、記事をいくらリライトしても順位が戻らない経験をして、「サイト全体の品質改善」に取り組んだことで、ようやく安定して回復できるようになりました。
ここでは、個人ブロガーが無理なくサイト全体の評価を高められる、具体的な「3つのステップ」を解説します。
ステップ1：「低品質な記事」をできるだけ減らす
最近のGoogleは、「低品質な記事が一定以上あるサイトは、ドメイン全体の評価を下げる」傾向が明確になっています。
具体的な基準がGoogleから公表されているわけではありませんが、SEO業界では「低品質記事はサイト全体の15％程度に抑えるのが望ましい」と言われています。
あくまで目安であって、「15％以下なら安全」と断定できる数字ではありませんが、低品質記事が少ないほどサイト全体が評価されやすいのは間違いありません。
低品質と判断されやすい記事の特徴は次の通りです。
- タイトルと中身がズレている
- 読者の検索意図を満たしていない
- 情報が古く、現在と事実が食い違っている
- テンプレート的な構成で独自性がない
- 文字数が多い割に、内容が薄く具体性がない
上記に当てはまる記事が多くある場合は、まず「改善が必要な記事リスト」を作り、次のステップで整理していきましょう。
ステップ2：「統合・削除・noindex」で記事を整理する
低品質な記事が洗い出せたら、以下の3つの方法を使ってサイト内を整理します。
- 統合する
類似テーマの記事が複数あるなら、情報を1つの記事にまとめて「主力コンテンツ」に仕上げる - 削除する
アクセスもほぼなく、内容的にも改善しづらい記事は思い切って削除 - noindexにする
過去のキャンペーン記事や、検索流入が不要な個人的記事はnoindexを設定
重要なのは「なんでも削除」ではなく、「読者とGoogleの視点で、本当に価値がある記事だけを残す」という意識を持つことです。
整理後の記事数が減ったとしても、サイト全体の質が上がれば、Googleの評価は必ず安定していきます。
ステップ3：テーマを絞って「専門性」を高める
2025年以降のSEOでは、「広く浅い雑多なブログ」よりも、ひとつのテーマに深く専門特化したブログ（超特化型ブログ）のほうがGoogleに評価されやすくなっています。
これは、Googleが重視するE-E-A-T（専門性・経験・権威性・信頼性）の観点からも理にかなっています。
僕自身も、かつては雑記的な記事が多かったのですが、「ブログ×起業」というテーマに絞ったことで、Googleからの評価が安定するようになりました。
もちろん、雑記ブログであっても、適切なカテゴリー分けをし、各分野でE-E-A-Tをしっかり満たしていれば、SEOで成果を出すことは可能です。
しかし、もしブログ内に次のような記事が多く存在する場合は、思い切ってテーマの絞り込みを検討してみましょう。
- ブログテーマとは無関係な記事（趣味、日記、イベント報告など）
- 古くて現在の読者層には合わない記事
- アクセスは多いがテーマ外で収益化につながらない記事
テーマを明確にすることでサイトの専門性が高まり、Googleの評価も安定しやすくなります。
サイト評価は「記事単体の質」だけでなく「サイト全体の質」によって決まります。
ぜひ、ここで紹介した3つのステップを意識して、ブログ全体を改善していきましょう！
個人ブログがアップデートに強くなる「収益化の3原則」
コアアップデートでアクセスが下がると、収益まで一緒に落ちてしまう──
そんな経験をしたブロガーは少なくありません。
もしあなたのブログが「PV × 広告収入（クリック型やインプレッション型）」だけに依存しているなら、Googleの順位変動ひとつで大きな影響を受けてしまいます。
僕自身も、アクセスの増減に一喜一憂していた時期がありました。
しかし、これから紹介する『3つの収益化の原則』を取り入れたことで、コアアップデートに強いブログ運営ができるようになりました。
安定的な収益を作りたい方は、ぜひ参考にしてみてください。
原則1：PV単価を高める（＝高単価ブログ戦略）
ブログの収益を安定させる最大のポイントは、実は「PV単価」です。
同じ1万PVでも、
- PV単価0.5円 ⇒ 月収5,000円
- PV単価10円 ⇒ 月収10万円
このように、PV単価が変わるだけで収益には20倍もの差が生まれます。
僕自身もPV数が少ない頃からPV単価を高める「高単価ブログ戦略」を取り入れ、アクセスに左右されずに安定して稼げるようになりました。
では、PV単価を高めるための具体的なポイントとは何でしょうか？
特に重要なのは次の3つです。
- 読者の深い悩みを解決できる高単価商品やサービスを選ぶ
- 商品紹介記事を「読者が自然に納得・共感できる形」で丁寧に作り込む
- ブログ内に導線をしっかり設計し、「商品紹介記事」に読者のアクセスを集める
「高単価商品を扱うのは難しそう…」と思うかもしれませんが、実は大切なのは「商品の価格」そのものではなく、「読者の課題をどれだけ深く解決できるか」です。
読者が「これを探していた！」と感じる商品なら、多少値段が高くても簡単に売れていきます。
具体的な実践方法や詳しいノウハウについては、以下の無料セミナーで詳しく解説しています。
「PVが少なくても収益を伸ばしたい！」という方は、ぜひチェックしてみてください。
原則2：リスト（メール・LINE）を取る
Googleの変動に強い資産として特に有効なのが、「リストマーケティング」（メールやLINEで読者と直接つながる仕組み）です。
具体的には、ブログに訪れた読者に対して、
- LINEで定期的にお役立ち情報を届ける
- メール講座で信頼関係を構築する
- ステップ配信を通じて商品を販売する
こういった仕組みを作ることで、検索順位に頼らずとも売上を安定させることが可能になります。
僕自身も、このリストマーケティングを取り入れたおかげで、アップデートの被弾による収益減を大きく抑えられるようになりました。
原則3：SEO以外の流入経路を育てる
もうひとつ重要なのは、「検索流入以外のアクセス経路」を持つことです。
具体的には、
- X（旧Twitter）でブログ記事を告知する
- インスタグラムやPinterestで認知を広げる
- YouTubeで動画による集客を行う
- ニュースレターや音声メディアなど、他チャネルにも取り組む
こうしたチャネルを持っておけば、検索経由のアクセスが落ちても致命的なダメージを受けずに済みます。
もちろん、最初からすべてに手を出す必要はありません。
まずは「無理なく継続できそうな媒体を1つ選び、それを育てる」ところから始めるだけでも、十分な効果があります。
SEOの世界では、どんなに対策を頑張っていても、順位変動は避けられません。
しかし、今回紹介した 『収益化の3原則』 を実践すれば、たとえアクセスが落ちても大きな収益減に悩まされることはなくなります。
よくある質問（FAQ）
まとめ：今すぐやるべきチェックリスト
今回は、Googleコアアップデートの基本知識から2024〜2025年の最新傾向、そして個人ブログが具体的に取るべき対策を解説しました。
Googleのアルゴリズム変動を完全に避けることはできませんが、日頃から正しい戦略を取り入れておくことで、影響を最小限に抑えることができます。
特に以下の3つのポイントを意識して動いていけば、アップデートに負けない強いブログ体質が作られます。
これらは一度にすべてを完璧に行う必要はありません。今のあなたが無理なくできることから、焦らず一歩ずつ進めていきましょう。
Googleの変動に強い収益の仕組みをさらに具体的に知りたい方は、以下の記事もぜひチェックしてみてください。
Googleコアアップデートなんかに負けず、一緒に生き延びましょう！
専門性のある読者に有益な記事を書くと言う事が大切だとわかりました。
最近のコアアップデートの状況を詳しく解説していただきありがとうございます。
結局本当に役に立つこと、細かいニーズに応えられることが重要だということですね。
勉強になりました。
はみぃさん、こんにちは！
コメントをいただきありがとうございます。
悩み解決ブログは、SEO云々の前に読者さんの役に立ってなんぼです。
ご参考になったようで良かったです！