あなたは、コピーライティングの上達法として「写経」が効果的なのを知っていますか?
一般的に写経とは、お寺で精神統一をするためにお経を書き写す作業のことを指します。
一方、コピーライティングにおける写経とは、上手い文章を書き写す作業のことです。
写経は文章の上達法として非常に効果的で、僕は54万字を写経したのがきっかけで、ブログで月収230万円稼げるようになりました。
有名なWEBライターたちも、口をそろえて「WEBライティングの練習方法として写経は有効だ」と言っています。
この記事では初心者向けに、次の3つを解説します。
- 写経の具体的なやり方
- 写経する文字数の目安
- 初心者が写経をおこなう際の注意点
あなたがこの記事を読むと、正しいやり方で写経をできるようになり、コピーライティングスキルを飛躍的に伸ばせるようになりますよ。
上手い文章を書けるようになりたい人は、ぜひ参考にしてください!
写経の具体的な方法や目安となる文字数は?
そもそも、なぜこの記事を書いたかというと、コンサル生のアフィリエイター・Kさんと、次のような会話になったからです。
会話の中で、写経の具体的な方法や、目安となる文字数を解説しました。
そのためには、何から始めるべきでしょうか?
Kさんに一番必要なのは、コピーライティングスキルですね。
そして、Kさんがコピーライティングスキルを磨く一番の近道は、成果を出しているブログ・メルマガ・セールスレターを「写経」することです!
たとえば、Kさんがブログで成功したいなら、成功しているブログを写経します。
同様に、メルマガで成功したいなら、成功しているメルマガの文章を写経しましょう。
次に、写経する文字数の目安は、書きたい量の「10倍」です。
つまり、1万字のセールスレターを書きたいなら、成功しているセールスレターを10万字写経すべきということです。
僕は、年収1億円以上の起業家たちが書いた文章を、54万字写経しました。
写経という方法があるのは知っていましたが、本当に効果があるのかわからなかったこともあり、避けてしまっておりました。
効果があるなら、私も写経をやってみたいと思います。
確認ですが、写経は基本的には手書きでやるものなのでしょうか?
ひとつの画面に「写経したい文章」と「ワード(などの文字入力アプリ)」を開いて、左右にならべます。
あとは、黙々と文章を書き写していくだけです。
写経の方法を解説した動画を撮ったので、ぜひ見てください。
▼13:20〜写経の解説▼
写経をやるなら、最低でも200WPM(1分間に200回キーを叩けるということ)以上ないときついです。
一度、「イータイピング」でタイピング速度を測ってみてください。
僕は最初240WPMくらいでしたが、54万字写経した今は350WPMくらいです。
もし200WPM以下なら、挫折を避けるために、まずはタイピング練習から始めるのがオススメです。
いま、教えていただいたサイトでタイピング速度を測ってみたところ、308WPMでした。
それから、いきなり1日2万字以上写経しようとする猛者が時々いますが、挫折するのでやめてください。
写経で挫折しないコツは、毎日3,000~1万字を目安に気長にやることです。
写経って、単純に腕が疲れるし飽きるので、僕は1日1万字が限界でした。
54万字という数字も、一気に達成したわけではなく、2ヵ月以上かけて、毎日コツコツ続けた結果です。
Kさんの場合は、54万字やれとはいいませんが(笑)、とりあえず10万字くらい僕のブログを写経することをおすすめします。
具体的に教えていただきありがとうございます。
時間を見つけて、さっそくやってみようと思います!
なぜ写経にはコピーライティング上達の効果があるのか?
ここまでは、コンサル生との会話形式で、写経の具体的なやり方を解説してきました。
ところで、なぜ写経にはコピーライティング上達の効果があるのでしょうか?
僕が54万字写経して感じたのは、写経をすると、他人の文体が自分に乗り移ったような感じになるということです。
たとえば、僕がある起業家のメルマガを写経し始めて、10万字以上経過したある日のこと。
突然僕は、「次はこういう文章が来るんじゃないか?」とわかるようになったのです。
さらに、その状態で文章を書くと、自分もその起業家のような文章を書けるようになりました。
嘘みたいですが本当の話です。
つまり、写経に効果がある理由とは、成功者の文体を身体で覚えて、自分も無意識で使えるようになるからなのです。
成功者の文体を使えるようになるのですから、自分も成功者になれるのは当たり前ですよね。
そういわれてみると、僕が尊敬する漫画家の手塚治虫や、小説家の村上春樹も、若いころに写経に近い練習をしていたことがわかります。
たとえば、手塚治虫は修行時代に、ディズニーアニメを何千枚も模写したそうです。
村上春樹は、日本の小説家の中で一番たくさん翻訳本を出しています。(※少し考えればわかりますが、写経と翻訳はとてもよく似た作業です。)
彼らが大成功できた理由は、写経のような練習をすることによって、成功者の表現スタイルを自分のものにできたからだと僕は思います。
初心者が写経をおこなう際の注意点
次に、初心者が写経をおこなう際に【絶対に注意してほしいこと】をお話しします。
それは、最低限のビジネス知識を身につけてから写経しようということです。
以前、大リーガーのダルビッシュ有が、ツイッターにこんなことを書きました。
練習は嘘をつかないって言葉があるけど、頭を使って練習しないと普通に嘘つくよ。
— ダルビッシュ有(Yu Darvish) (@faridyu) 2010年6月11日
写経もこれと同じです。
頭を使わない写経は、やった気になるだけで、普通に嘘をつきます。
あなたが写経をするなら、自分が今書き写している文章について、「これにはどういう意味があるのか?」をある程度分析できるようになってから始めないと、その効果は半減するでしょう。
たとえば、僕はいつも10個くらいのフレームワークを念頭にいれて写経します。
特に大事なフレームワークは、「説得の価値観9」や「LF9」、「ステップメールの6つの教育視点」です。
- 説得の価値観9
①興味性、②信念・目的・自己開示、③夢、④問題提起・恐怖、⑤ノウハウ、⑥メリット(LF9)、⑦限定性、⑧不信の払拭・Q&A、⑨後押し - LF9
①生存欲、②食欲、③性欲、④危機回避、⑤快適、⑥愛する人を守る、⑦愛されたい、⑧ライバルに勝つ、⑨社会で認められる - ステップメールの6つの教育視点
①信用、②目的、③問題点、④手段、⑤投資、⑥行動
最低でもこれらのフレームワークが頭に入っていないと、写経をしてもただのタイピング練習になってしまう可能性が高いので注意してください。
その場合、タイピング速度は速くなりますが、コピーライティングは上達しません^^;
以上が、ずーみー流写経法でした。
なお、写経に必要なフレームワークの代表例である「説得の価値観9」と「LF9」、「ステップメールの6つの教育視点」については、『0から始めるブログ起業セミナー』という2.5時間のセミナー映像の中で詳しく解説しています。
本気でレベルアップしたい人は、ぜひ視聴してみてください!
ずーみーさん、こんにちは!
写経をしていますが、ついタイピング練習になってしまいます。
フレームワークを意識して出来るように精進します。
ずーみーさん、村上春樹さん、手塚治虫さんを頭に描いて
楽しみながら継続します。
ありがとうございます。
タイピングの試験は少し時間が必要です。
ずーみーさんのように、だいぽんさんの文章を写経し
次に書く文章がわかる瞬間を夢みて行動していきます
少しづつ、写経をしておりましたが、フレームワークを頭に入れながらの写経は
まだ全く慣れていませんが、数をこなして自分のものにしていきたいと思います。
写経するなら、知識の構築をしてからでないと手の運動となってしまいますね。
『説得の価値観9』『LF9(マズローの6段階欲求)』『ステップメール6つの教育視点』を頭にいれて行います。
先程、速度測定を行おうとトライしてみましたが、”イータイピ”が終わる前にエラー(ミスタッチ)でリトライできなかったです。残念!
次回に挑戦してみます。昨日もこの記事にお世話になりました。
ずーみーさんへ感謝です。ありがとうございました。
僕はタイピングが遅いので、「説得の価値観9」や「LF9」、「ステップメールの6つの教育視点」を意識しながらやると、一層スピードダウンしそうですが、ずーみーさんは10ものフレームワークを意識されているということで、凄い!の一言です。
ブログ本文もですが、皆さんのコメントと、ずーみーさんの返信が、とても役に立ちます。
さっそく写経を始めます。
最初に「写経」を見た時は意味が解りませんでした。今は、「説得の価値観9」や「LF9」や「ステップメールの6つの教育視点」との関係を考えながら写経しなければ、単にタイピングの練習になることを理解できたと思います。
10万字は絶望的な目標値です。私はブラインドタッチができません。過去に指先の腱鞘炎のため治療を続けましたが完治していません。ブログによる起業にはハンデイが有ると思いますが、ずーみー様の記事に興味があり更に読み続けます。
10万文字まずは写経しなきゃという気持ちが先行して、若干タイピング練習になってしまっていました…
自分がいま書き写している文章が、フレームワークのどの部分に当てはまるのか意識してやっていこうと改めて思わせられました。
写経と初めて聞いた時、なぜお経を!?と疑問に思ってしまいました・・・(勘違い・・・)
上手い人の文章を写すことも写経と言うのですね。
タイピングについては、学生時代にやり込んだおかげで問題ありませんでした!
やっておいてよかったです(笑)
その分、フレームワークをしっかり意識してコツコツ続けていこうと思いました。
写経をすると、心を動かされるポイントが良く分かります。
私もそのようにして、商品に誘導できるよう、励んでまいります。
写経する際、分析しながら行うという事ですね。
フレームワークを日常的に意識すると、自分が物を買う時に自然に分析してしまい、
結局買えなくなることが発生してしまいます。
言葉に踊らされていないかつい分析してしまうのです(笑)