ライティングでは「ペルソナ」を設定するのが大事というけど、具体的にどうすればいいんだろう?
というか、そもそもペルソナって何?
今回は、そんな疑問にお答えします!
ペルソナとは、「理想の顧客像」のことを指すマーケティング用語です。
Webライティングやブログライティングにおけるペルソナは、「理想の読者像」になります。
この記事では初心者向けに、次の3つを解説します。
- ペルソナとは?
- ブログのペルソナの作り方
- ペルソナに向けたブログ記事の書き方
あなたがこの記事を読むと、ペルソナを適切に設定してブログ記事を書けるようになりますよ。
ペルソナ設定はライティングにおいてとても重要なので、ぜひ参考にしてください!
詳しい目次
ペルソナとは?
ペルソナとは「理想の顧客像」を意味するマーケティング用語です。
ペルソナを設定して、理想の顧客像を具体的にイメージすると、お客さんから喜ばれる商品・サービスを作りやすくなったり、販売戦略を練りやすくなるというメリットがあります。
ただし、一般的にいわれるペルソナの設定方法は、かなり煩雑です。
たとえば、次のような項目を埋めなければいけません。
名前、性別、年齢、学歴、家族構成、仕事内容、収入、居住地域、典型的な1日の過ごし方、趣味、好きな雑誌、テレビ番組、SNS、現在の悩み、目標 etc
なぜここまで細かく設定するかというと、企業の場合は、ペルソナの情報を社内で共有し、チーム内の認識がずれないようにする必要があるからです。
一方、個人ブログの場合は、ブログ運営者本人がペルソナを把握しておけば大丈夫です。
そのため、企業ほど細かくペルソナを設定する必要はありません。
どの程度のレベルでペルソナを設定すればいいかというと、「ペルソナとする読者さんの顔が具体的にイメージできるレベル」です。
あなたがペルソナを適切に設定してブログ記事を書くと、以下のメリットがあります。
- 読者に刺さる記事をスラスラ書けるようになる
- ブログのファンが増える
- 検索順位が上がり、ブログのアクセス数が増える
- アフィリエイトの成約率がアップする
ブログのペルソナを作る3つの方法
では、ブログの場合は、どのようにペルソナを設定すればいいのでしょうか?
その方法は、次の3つです。
①:過去の悩んでいた自分に向けて書く
ブログのペルソナの作り方の1つ目は、「過去の悩んでいた自分に向けて書く」です。
これはブログの、というかビジネスの鉄板ネタですね。
あなたにも過去にひとつやふたつ、何かで深く悩んだ経験があるはずです。
そういう悩んでいた過去の自分をペルソナにして、悩みを解決する記事を書きましょう。
過去の自分を想定読者にした記事はとても書きやすいですし、同じ悩みを持つ読者さんから共感されたり、感謝されたりします。
たとえば当ブログは、起業がうまくいかなかった頃の自分の悩みを解決する記事を中心に書いた結果、多くの読者さんから支持されるようになり、開始1年で月収230万円を達成しました。
②:身近な家族や友人に向けて書く
ブログのペルソナの作り方の2つ目は、「身近な家族や友人に向けて書く」です。
身近な家族や友人なら、顔を具体的にイメージして記事を書きやすいですよね?
それに、「名前、性別、年齢、学歴・・・」などの項目を書きださなくても、必要な情報は最初から頭の中にインプットしてあるという利点もあります。
また、1つ目に紹介した「過去の悩んでいた自分に向けて書く」の場合は、記事に客観性が生まれず独りよがりな文章になる危険があります。
一方、身近な人に向けて書く文章は、独りよがりになりにくく、客観的に書けるというメリットがあります。
ちなみに僕の場合は、大学時代の友人の三木くん(ブログ未経験者)をペルソナにして、彼が理解できるレベルで初心者向けの記事を書くこともあります。
③:SNSなどで読者さんと交流して、その読者さんに向けて書く
ブログのペルソナの作り方の3つ目は、「ブログのコメント欄やSNSなどで読者さんと交流して、その読者さんに向けて書く」です。
あなたが読者さんと直接交流すると、彼らが持つリアルな悩みを把握できるようになります。
その悩みを解決する記事を、実在する読者さんに向けて書きましょう。
この手法は、行動力のある人じゃないと、少しマネしづらいかもしれません。
でもこれができるようになると、ブログのネタが無限に湧いてくるようになったり、「あの人のために記事を書こう!」という情熱の源になったりするので、非常におすすめです。
当ブログも、オンラインサロンで交流している会員(ブログ初心者〜中級者)をペルソナにした記事が、最近かなり増えてきています。
「ペルソナ」と「ターゲット」を混同している人がよくいます。
ペルソナが「たった一人の読者さん」なのに対し、ターゲットは「読者層(=複数の読者さん)」のことを指します。
たとえば、「30代男性サラリーマン」はペルソナではなくターゲットです。
これをペルソナにするには、「山田太郎、35歳。東京汐留の商社に勤める男性サラリーマン。趣味は・・・」のように細かく設定する必要があります。
ちなみに、『0から始めるブログ起業セミナー』という2.5時間のセミナー映像の中で、ペルソナとターゲットについて詳しく解説しました。
次の記事で無料配布中ですので、あなたもぜひ視聴してください!
ペルソナ(想定読者)に向けた記事の書き方
では、設定したペルソナを使って、具体的にどのように記事を書けばいいのでしょうか?
次の2パターンに分けて解説します。
①:SEO狙いの記事の場合
SEO狙いの記事の場合は、最初に検索キーワードを決めます。
検索キーワードの選び方については、次の記事を参考にしてください。
次に、誰に向けて書くか(①過去の自分、②身近な人、③交流した読者さん)を決めます。
これは、自分がその検索キーワードで一番書きやすい相手を選べばOKです。
たとえば、僕の場合は、次のようにペルソナを決めています。
- 起業系のキーワード:過去の自分
- ブログ未経験者が検索しそうなキーワード:大学時代の友人の三木くん
- ブログ初心者〜中級者が検索しそうなキーワード:オンラインサロン参加者
次に、ペルソナがなぜそのキーワードで検索したかの、顕在理由と潜在理由を明確化します。
たとえば、「ブログ 更新頻度」という検索キーワードの場合。
- 顕在理由:理想のブログ更新頻度を知りたい。
- 潜在理由:(できればあまりブログを更新せずに)ブログでお金を稼ぎたい。
最後に、ペルソナに向けて、顕在理由と潜在理由を両方満たすような記事を書きます。
実際に、次の記事はこの手法で書きましたが、「ブログ 更新頻度」でGoogle検索すると6位になっています。(2023年3月時点)
②:アフィリエイト狙いの記事の場合
アフィリエイト狙いの記事の場合は、まず最初に商品を決めます。
次に、誰に向けて書くか(①過去の自分、②家族・友人、③交流した読者さん)を決めます。
これは、その商品を一番欲しがりそうな人を選びましょう。
次に、ペルソナが目の前にいることを想像しながら、記事を最後まで書きます。
なぜペルソナが目の前にいることを想像するかというと、売り込み臭さを消すためです。
目の前の人に対して書くと、自然と丁寧で売り込み臭の少ない記事を書けるようになるので、アフィリエイト初心者はぜひやってみてください。
最後に、書いた記事に「説得の価値観9」が抜けていないかをチェックし、抜けている要素があれば書き足しましょう。
説得の価値観9とは、セールスライティングの型の1つです。
説得の価値観9についても、『0から始めるブログ起業セミナー』の中で解説していますので、ぜひ視聴してくださいね!
ペルソナ設定が成功したかを確認するには?
書いた記事がペルソナに刺さったかを確認するには、Googleアナリティクスを使います。
Googleアナリティクスの「行動」で個別ページのデータを調べ、
- 平均ページ滞在時間:4分以上
- 直帰率:80%以下
になると、かなり読者さんに刺さった記事だといえるでしょう。
アフィリエイト狙いの記事なら、成約がたくさん出てもおかしくない数字です。
一方、SEO狙いの記事の場合は、少し事情が違います。
ブログを始めたばかりの頃は、たとえ読者さんに刺さる記事を書けても、ドメインパワーが足りないせいで上位表示できないケースが多いです。
特に最近は、企業優先のアルゴリズムになってしまったため、多くの個人ブロガーたちがSEOで苦戦を強いられています。
でも、最初のうちは上位表示できなくても、半年〜2年くらい更新を続ければ、ドメインパワーがついてきて自然と上位表示されるようになりますので、めげずに頑張ってみてください。
ちなみに、ブログのドメインパワーは、パワーランクチェックツールというサイトで無料で測定できます。
参考動画:初心者がペルソナを活用してブログを書く方法
最後に、参考動画を紹介します。
「どうすれば記事をスラスラ書けるのかわかりません」というブログ初心者さんからいただいたご質問に対し、ペルソナの活用法を解説しました。
その他の話も参考になると思いますので、ぜひ視聴してみてください!
はじめまして、shiemilkと申します。
私は北海道内の観光スポットをメインにブログを書いています。
もう少しで始めて半年になりますが、まだ記事数は38です。
困っていることが三つあります。
①:文章の書き方について
一つ目は今更ですが、文章の書き方がわかりません。何度かクラウドワークスでライティングをしましたが、あまりにも修正回数が多かったので、相当ひどい文章を書いているのだなと思いました。
自分のブログはまだ誰にもコメントをもらったことがありません。周りの人も文章をあまり見ないので、読んでもらったことがないです。
上記の理由でひどい文章を書いているのはわかりましたが、自分では分かりやすく伝えようと思って書いているので何が悪いのかわかりません。
②:書きたいテーマはあるのに記事がかけない
二つ目は書きたいテーマはあるのに記事が書けません。これは構成がしっかりできていないからでしょうか。タイトルや見出しだけは思い付くのですが、その先に進めません。
③:自分の方向性について
三つ目は自分の方向性についてです。ライバルを研究するということで、ブログランキングの自分より上にいる人たちのブログを見てみました。
ほとんどが旅日記のような記事でした。私が目指してるのは旅日記ではないと思っています。
ブログランキングがすべてではありませんが、旅行関係の記事で見てもらえるのは旅日記なのかと、悩みました。
方向性は迷っています。
私が書きたいのは紹介記事で、旅日記ではないです。でも体験談を入れて紹介すると旅日記に近くなるのかな、と思いました。
ただなんとなく思ったのですが、これはライバルリサーチで解決できるような気がします。
○記事について悩んでいるところ
SEOを意識して書いているつもりですが、実際どうかわかりません。記事数が少ないし、PVもほとんどないのでできてるとは思えません。
キーワードを決めてから記事を作成しますが、自然に組み込む事ができません。これは伝えたいこととキーワードが一致していないのでしょうか。
ブログの記事数 38、今年の6月末から始めました。
月間PV数
6月24
7月92
8月72
9月84
10月41
11月44
12月140
今までに2回だけアクセスが多い日がありました。79と36です。火曜日と金曜日だったので何が原因かはわかりません。
まだ1日1PVあるかないかなので、アナリティクスは入れてあるだけで使い方はまだわかっていません。
使い方を調べるのはPVが増えてからなのかなと思います。
ちなみにアドセンスは審査が通ってから今まで264円です。
現段階では相談すること自体がまだ早いのかも知れませんが、前に進めなくなって来たのでアドバイスいただけたら嬉しいです。
とても長い相談で申し訳ないです。
- 0:00〜:shiemilkさんからの質問
- 2:38〜:ブログの「基準値」を高めよう!
- 4:25〜:コンサル生Kさんのブログとの比較
- 8:45〜:読者の「ペルソナ」を設定すればスラスラ文章を書けるようになる!
- 12:15〜:「写経」の具体的な方法を映像で解説!
- 14:58〜:書きたいテーマはあるのに文章が書けない理由は?
- 16:02〜:shiemilkさんのブログの方向性についてのアドバイス
- 17:41〜:「ライバル研究」の方法とは?Kさんのライバル研究を見てみよう!
- 23:24〜:SEOキーワードを自然に文章に組み込むには?
- 25:10〜:魅力的なタイトルをつければクリック率がアップする!
- 31:30〜:KさんのブログがSEOで月間9万PVを稼ぐ秘密とは?
- 33:50〜:ブログ初心者の90%が挫折する。挫折を100%防ぐ方法とは?
▼コンサル動画(約39分)▼
記事案を考えていく上で、ペルソナを上手く考えられていないかもしれないと気づきました。
ついつい、自分が書きやすい好きなテーマに偏ってしまいます…
ペルソナを意識すると記事への熱量が変わりますね。頑張ります。
ずーみーさんこんばんは。
ランキングから来ました。
ペルソナに向けての内容やSEO狙いの内容・アフィリエイト狙いの内容と細かく分かりやすくて、記事が読みやすかったです。勉強になりました。ありがとうございます。
こんにちは
ペルソナ・・・
意識はするんですけど書いてていつもブレてしまいます(/_;)
SNSの直接読者と交流するのは、発見です!!
ぜひチャレンジしてみます~
ありがとうございました!
mityoさん、こんにちは!
コメントいただきありがとうございます。
ご参考になったようでうれしいです。
ぜひ読者さんと交流してみてください!
ブログランキングから訪問させていただきました。
記事を書くのに悩むときあります。
参考にさせていただきます。
また訪問させていただきます。
葵さん、こんにちは!
コメントありがとうございます。
ご参考になったようで良かったです!
何かご質問等ありましたら、お気軽にお問い合わせください^^