『魔女の宅急便』という素晴らしき起業アニメ

魔女の宅急便

(この記事は2018年2月7日に更新されました)

『魔女の宅急便』は起業アニメである!

『魔女の宅急便』は起業アニメとして素晴らしい。

このことに気づいたのは1年ほど前です。

「ジブリ祭り」でテレビ放送されたのを録画し、居間で2歳の子供とゴロゴロ観ていた時に、主人公・キキの起業家としての才能に驚いたのです。笑

それまで、『魔女宅』はただの少女の成長ストーリーだと思っていましたが、実は、起業で成功するためのヒントも隠されたアニメだったのです。

そのことに、僕は起業して1年経って気付きました。

今回はそんなお話です。

まず、あの映画のどこが起業なの?という人のためにご説明しましょう。

14歳で独り立ちしたキキは、見知らぬ港町で「空飛ぶ運送業」を開始します(=起業)。

ちゃんと事務所もあります。

オソノが経営するパン屋(グーチョキパン店)を間借りしたのです。

オソノのおかげで、起業初日からお客がつきます。(人形を無くしたりして大変だけど)

その後も、「お客が来なくて暇だ。このままおばあちゃんになったらどうしよう」と言いつつ、順調に仕事を受注していきます。

これって、結構すごい実績だと僕は思います。

なぜなら、起業初期の月収0なんて当たり前、僕もそれで痛い目にあってきたからです。

ところが、キキはそういう挫折とは無縁のようです。

起業してすぐにそこそこ売り上げを立てられたキキを、僕は起業家として素直に尊敬します。

 

キキが起業で成功できた3つの理由とは?

では、なぜキキは起業で成功できたのか?

その理由は、「空を飛べたから」以外に3つあります。

 

理由①:「他人の悩み」を解決しようとしたから

魔女の宅急便

©️スタジオジブリ

キキが運送業を始めたきっかけは、「空を飛べたから」ではありません。

身重のオソノに代わって忘れ物を届けるため、自分の能力を使ったのが本当のきっかけです。

そこには「他人の悩み」がありました。

こういう起業は、成功する可能性が高いです。

なぜなら、同じような悩みを持った顧客が、現実世界にたくさん存在する確率が高いからです。

では、その反対に、「自分ができること」で起業してしまうとどうなるか?

たとえば、僕は以前、「終活ビデオ」というサービスで起業したことがあります。

どんなサービスかというと、会社を引退したシニア層向けに、人生の振り返りドキュメンタリービデオを作るというものでした。

なぜこのサービスを始めたかといえば、僕に映像を作る能力があったから、ただそれだけです。

ところが、このサービスはまったく集客することができませんでした。

なぜなら、世の中には自分のドキュメンタリーを作ってほしいと悩んでいる人なんていなかったからです!

当時をの自分を振り返ってみると、「こんなサービスなら欲しいと思う人がいるに違いない」という独りよがりな思い込みがありました。

しかし、現実世界にはそんな顧客はまったく存在しなかったのです。

このように、「自分ができること」で起業してしまうと、痛い目をみることになります。

あなたも、起業で成功したいなら、「自分ができること」ではなく「他人の悩み」を解決することを考えましょう!

ちなみに、このブログが悩み解決系コンテンツに力をいれているのは、そうした理由からです。

 

理由②:思い立ったらすぐ行動したから

魔女の宅急便

©️スタジオジブリ

キキは起業家に欠かせないある素質を持っています。

それは「行動力」です。

キキが起業したのは、オソノに代わって忘れ物を届けた翌日のことです。

朝からパジャマを着替える間も無く、運送屋として電話回線を引くために行動開始します。

ここで、起業家を目指す全ての人に覚えておいてほしい言葉をご紹介しましょう。

「Ready,Fire! And Aim.」(撃て!狙え)

出典:次世代起業家育成セミナー

これは軍隊の射撃で使う言葉だそうです。

和訳すると「撃ってから狙え」という意味ですね。

素人の考えでは「狙ってから撃つ」のが当たり前ですが、それでは遅いです。

実戦で射撃を成功させるためには、一度撃ってから誤差を修正しながら狙いを定めたほうが、敵を殺傷できる可能性が高いのです!

起業もそれと同じです。

起業で成功する人というのは、「撃ってから狙う人」です。

そういう人は、とにかく一度行動してみて、失敗しながら誤差を修正していきます。

彼らは、何も行動を起こさない人たちよりも、学ぶスピードが100倍も1000倍も早いです。

なぜなら、普通の人が起業で1回失敗する間に、彼らは10回も20回も失敗しながら学んでいくからです。

そして、経験を積めば積むほど、あまり「変な」起業をしなくなります。

さらに、そもそも試行回数が多いので、彼らの起業成功率は高くなる傾向にあるのです。

 

理由③:ライスワークがあったから

魔女の宅急便

©️スタジオジブリ

もうひとつ、キキが成功できた大きな要因は、「パン屋の店番」というライスワーク(ご飯を食べるための仕事)があったからです。

多くの起業家が5年以内に廃業してしまうのは、「食えなくなるから」です。

当然のことながら、人間が生きていくためには、最低限の食費・家賃・光熱費・医療費・税金などがかかります。

その額は、地方なら月10万円程度、東京だと月20万円前後でしょうか。

失敗する起業家の多くは、そういう「維持費」を支払えなくなるので廃業に追い込まれるのです。

一方、キキは1日数時間の店番さえしていれば、家賃と食事を保証されていました。

これは駆け出し起業家にとって理想的な環境です。

ライスワークさえしていれば生きていくことはできるのだから、まさに「失敗しようのない起業」だと言えるでしょう。

以上が、キキが起業で成功できた3つの理由です。

 

キキの事業を改善するなら?

最後に、キキの事業を改善するにはどうすればいいかを考えてみましょう。

この事業の一番のネックは、全てを社長本人の肉体労働に頼っている点です。

以下の記事にも書いたように、こういうビジネスモデルはあまり儲かりません。

⇒ 儲かるビジネスモデルを見分ける4つの視点とは?

では、どうすればいいかというと、改善策は2つあります。

 

改善策①:高単価・高付加価値路線

映画の中で、キキはせっかくの「空を飛ぶ」という付加価値を生かしていないように見えます。

どういうことかというと、届け物の際に、魔女が飛んでくる姿を目撃する人が少なすぎるのです。

たとえば、アパートに荷物を届ける場面では、完全に飛ぶことを放棄しています(^^;

魔女の宅急便

©️スタジオジブリ

僕だったら、「魔女が来た」という感動を顧客にもっと味わってほしいと考えます。

そのため、もう少しイベント系事業にシフトして、高単価・高付加価値路線を目指すのがいいでしょう。

たとえば、プロポーズや結婚式で指輪を空から運んだり、誕生日パーティーでケーキが空から降りてきたり。

魔女が地上に降り立つ瞬間をうまく演出すれば、顧客にとって生涯忘れられない思い出になることは間違いありません。

値段が少々高くても、顧客は納得するはずです。

 

改善策②:パン屋とジョイントベンチャー(JV)する

もうひとつ有力な改善策は、パン屋とのジョイントベンチャー(JV)です。

キキはオソノと協力して、焼きたてパンのデリバリー事業を始めてはどうでしょうか。

現在のキキの事業の問題点は、1回の飛行で運べる量が限られていることです。

大きな荷物や重い荷物を運ぶのには向いていません。

けれども、その点、パンなら軽いので一度にたくさんの量を運ぶことができます。

オソノにとっても大きなメリットがあります。

魔女が空を飛びながらパンを運んでいれば、お店のいい広告になるはずだし、これまでより販売地域を拡大することもできます。

お年寄りや病人など、なかなか外出できない人に焼きたてパンを届けることも可能です。

このように、お互いにウィンウィンの関係になることができるので、パン屋とのJVはぜひオススメしたいです。

 

以上が、『魔女の宅急便』を観て僕が考えたことでした。

あなたも、次にこの映画を観るときは、ぜひそういう視点でも観てくださいね。

きっと、『魔女の宅急便』をもっと好きになるはずです!(^▽^)/

 

▼起業とサブカルのコラボは、こちらの記事もどうぞ▼


▼おすすめ無料教材▼

ずーみーの漫画

1 個のコメント

  • これまたすごくひきつけられるばかりか、とても勉強になりました。
    起業、で「マジョタク」を見たことがなかったので、本当に新鮮でした。
    本当に様々な角度で物事を見られる方なのですね!
    とてもうらやましいです。

    それもありますけど、起業、ばかりでなく、普通に仕事をしていても、とてもプラスになる視点を教えていただきました。
    ビジネスにはいろいろな理論等もありますけど、つまるところ、相手は「人」
    であれば、どう「人」にプラスになるようなことをするのか?
    という点がポイントになる、ということですね!
    そして、すぐ活動に移すこと!
    さらに、「コンサル」までされていて、本当に勉強になります!

    軌道に乗るまでは本業等できちんと基盤を確保し、徐々に副業へシフトしていく、という戦略のイメージが具体的に浮かぶような文章です。
    ありがとうございます。

  • コメントを残す

    メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です

    CAPTCHA


    ABOUTブログ運営者

    映像制作ZOOMY VIDEO代表。テレビ制作会社をクビになったのをきっかけに、2年前にデジカメ1台で起業。当ブログでは、自分が起業で苦労・失敗した経験をもとに、知識0のサラリーマンが1年以内に月収50万以上稼ぐ起業家になる方法を発信中。